南陽市長選挙・現職敗退、新人当選

2006/07/21 (Fri)
任期満了にともなう南陽市長選挙は、14日投票即日開票で行なわれたが投票率が最低を記録し、新人で元市議会議長の塩田氏が3期目の椅子を狙う現職荒井氏を破って当選した。この選挙は荒井市長の独裁市政を良としない塩田氏の当選となったが、塩田氏は以前荒井選挙陣営の選対幹事長を勤めていた人物だったから、市民からは捻れた選挙戦と見られていた。
市議のすべてが現職荒井陣営に傾いた選挙戦だっただけに大方の予想は、始めから勝負にならない荒井氏圧勝の3期目当選が確実視されていた。が、開票の結果は僅差ながら現職の落選となり、南陽市民は新たな市長を誕生させた。
予想は種々あろうが、小生は現職敗退を予感していた。その理由は「現職強し」の風評と平日投票によって大方の市民が投票所に行かないだろうという考え方からだった。わずかな市民層だろうが、荒井市長の市民無視と議会軽視を許さなかった勇気ある判断が勝利を導いたのであろう。
近年の選挙では市議会議員の多数を擁した候補者が敗退しているようだ。その理由は支援議員が本腰を入れて候補者を応援しないからだ。候補者の支援より自分の陣営をさらけだすことのほうに不都合が生ずる局面を恐れるがゆえに議員達は他力本願を貫くだけにとどまる。その結果が落選となる。
米沢市では、「出前市長・南原の乱」が情報として小生に流れてきた。
南原に於いて「市長と語る会」に参集した地元民の話だが、参集した人の中から市長に対して質問が出された。「近くの豚舎と牛舎からの悪臭はなんとかならないものか」という問い掛けに安部市長は声を荒立てて切り返し、会の途中で退座したという。
何に苛立ち、何を答えて途中退座したものか参集した人たちは全く理解できず、ただ唖然とするばかりで、そんな市長の態度に参集した人たちは「安部総スカン」の会合で終了となった。これが「殿ッご乱心」南原の図だったという。
途中退座の原因は、当日の「語る会」の会場に来期の立候補を噂される地元の「野村研三氏が顔を出したからではあるまいか」とは穿った見方であろうか。
議会・参与・職員も含めて、だれの意見にも耳を傾けることなく唯我独尊を地で行く安部市長の「度量のなさにはただ呆れんばかりだ」とは参集した市民の声だ。
市の規定を無視し、我にだけ優位な解釈をして「自由の風」なる旗印を庁内にかざして恥じない市長であり、何をかいわんやである。
このように行政能力の欠如した人間をわが市の首長に据えた、米沢市民の判断が問われる次期市長選であろう。
小生ごとで申し訳ないが、毎日々々の依頼原稿との格闘から、目に疲れが出てきた。そこで眼科の診断を仰ぐ結果となり新着情報が途切れがちとなったというわけだが、本日(20日)は意気軒昂にして「情報公開委員会」に出向き、予算執行後の明細を公開しない行政の不当に意見陳述をしてきたばかりである。
言うだけなら誰にも出来るが、自分の吐いた言葉に責任を持ち行動に移す人は少ない。書込み氏の大方が、姑息な態度の無責任であることに嘆きを覚えるものだ。

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