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南陽市長選を展望する! 独裁前職と改革派元議長との一騎打ちに市民の反応は?!

kage

2006/07/08 (Sat)

 南陽市長選挙は本月4日に告示され、14日投票即日開票により新らたな市長が選出される。
今回の市長選挙は現職荒井市長と新人の塩田氏との捻れ選挙となった。
塩田氏は元議長を2期つとめ、荒井市長の選対幹事長として辣腕を奮い、荒井市政を支えてきた現職市長の側近である。
 捻れ選挙の最大の要因は「新斎場しろぎく」の建設にあるようだ。
毎日新聞はこの斎場建設を巡って、荒井市長の独走とも思える斎場建設について次のように報道している。
 もともと斎場のなかった南陽市は長井市と飯豊町が共同で経営している「緑が丘」斎場に参加し応分の維持費を拠出して斎場を使用していたが不都合は起こらなかった。ところが、荒井市長は突然「二期目当選の公約だ」とてし「新斎場しろぎく」の建設構想に踏みきった。
建設費用は4億弱。だが建設にあたって議会承認を受けない着工であった。これには市議会も怒った「議会軽視もはなはだしい。荒井市長の独裁行政を許すべからず!」市民も怒った。「緑が丘斎場に支払った9500万円はどうなるのだ!」これに応えて助役の答弁は「返還を求めない」であった。
 長年の「箱物」行政南陽市は極端に財政的逼迫をきたし、「箱物」行政を自粛した行政態度がみられてきた。そこに突然、新斎場建設計画が市長独断のかたちで実行されたから「議会軽視、市民無視」の声があがるのは当然のことだった。「緑が丘斎場」の契約満期はまだ22年も先であるにも係わらず新斎場建設の市長独断先行をめぐって南陽市は荒れに荒れた。
その結果として「市長の暴挙は許せない」として、正義感剥き出しに立候補したのが塩田候補というわけだ。
 いずれの場合にも言えることだが、議会軽視だと声高く騒ぎまくった議員たちだが、肝心の選挙になると、本音と建前との区別もつかない行動に出た。市民たちは「だらしない議員たちだよ。金づる求めて荒井陣営に走っていった」市民たちは議員たちの行動を呆れてモノが言えないといった風潮が南陽市内に充満しているようだ。が、その市民たちでさえも投票となると本音を貫けるかどうかが大変疑問になるところだ。

 米沢市の安部市長は行政能力に欠けた人材だが、南陽市の荒井市長の日常行動に問題がありすぎるようだ。まず、立場をわきまえるならば自粛するであろうが「飲む、打つ、買う」の三拍子揃った市長だと市民の間ではもっぱらの評判のようだ。
賭けゴルフ狂の荒井市長だが、ホールインワンを出してしまった。通常ならばまことに目出度い快挙だが、いち早く真っ青になったのは出入りの業者だったと聞く。「お祝い金の徴収」が怖かったのだという。酒好きの荒井氏は女性を引き連れて酔態を平気で市民の前にさらけだし迷惑をかけているのだとも聞く。
「人の意見に耳を傾けない」のは米沢市の安部市長も同様だが、荒井市長の大声での恫喝は、職員であろうと議員であろうと自分に都合が悪くなると遠慮容赦なく怒鳴り散らすのだという。
権力の場に長くいると教養の低い人物ほど馬脚をあらわすとする先人の教えがあるが、荒井市長の独裁的行政に南陽市は早晩、財政逼迫に苦慮する市政を迎えることになるだろう。
 置賜地方の首長の脳裏には「市町村合併策」の秘策もなく、合併によって生じる議員数削減に「己れの地位に固執する」哀れな姿だけが市民の瞼に映るのだ。政府の施策にさえおよび腰の置賜首長に「置賜の発展」は望むべくもない。
己れの立場を捨てて置賜3市5町の大同団結に汗を流す首長の出現こそが待たれる置賜に暮らしする民衆なのである。少なくとも人の上に立つ人物ならば、酔態をさらすなどはもってのほかで、法律が禁じている賭ゴルフやマージャン等の遊興にはみずから自粛すべきが首長のとるべき態度だと考えられる。
 南陽市長選挙、正義と反骨精神をもって立候補した塩田候補に市民たちの熱烈な支持応援がなされるのであろうか。本音と建前の間に選挙の魔物が潜んでいるのだ。健闘を祈らずにはいられない。

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kage


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