勇気のある人間は 自分自身のことは 一番おしまいに考えるものだ。 シラー

2012/09/28 (Fri)
議会最終日の本日、安部市長自らの手によって米沢市に与えた2,000万円強の損失金を議会がどのようにして受けとめるかが問われる決議があった。議会を無視し、安部市長単独で酒井彰氏(商工会議所会頭、ナウェル・東京第一ホテル・米沢有線放送などを経営)と内密な交渉が行なわれてきた。
それというのも自分が所有するポポロビルを「街中商業地区の活性化のために役に立つならば無償で米沢市に寄付したい」との申し入れが米沢市にあったのが事の起こりである。
それを知って喜んだ安部市長は議会に真実を報告することなく市長と酒井との話あいでことが進められていったのだ。
老朽化したポポロビルを取り壊し・新しく建てる市立図書館などの設計料を含む建設に絡む調査費用として米沢市が拠出した金額は2,000万円強となった。
しかしポポロビルの取得については当該ビルにテナントとして入っている居酒屋チェーンの賃貸契約が切れても立退きを拒否。
現在、立退きを要求して係争中のためいつ解決するかが定かでないことからポポロビルの活用を諦め、あろうことか「まちの広場」を潰して図書館の建設をすることに市の方針が変更されたのだ。
これに反対抗議する市民団体の動きが活発化しそうな動きがあって予断を許さない不穏な動きがでてきている。
さて、ポポロビル予定地がまちの広場に変更となったためムダとなる2,000万円強の金額について、市長は「責任はすべて私に有る」と言明していることから責任の取り方が注目されていたが、上程されたのは「市長が受け取る10月分の給与から18万円を差し引くことで解決にしよう」とする議案であった。
そこで山村明議員は「議会を無視し、勝手に動きまわって作った無駄金である。18万円の涙金で済まし、残りの損金を市民に持たせる提案には断固として反対する。この案件が通れば市民にとって今日の雨は涙雨にうつるであろう」と反対討論を行った。
採決の結果、市長の失政を市民に持たせる事に反対したのは山村明市議と鈴木章郞市議の2名だけであった。
事の是々非々の判別もつかぬ米沢市の議会議員たちである。

老生ははっきりと議会運営に米沢市政の退廃を見た。≪ | HOME | ≫安部市政を選択した市民の側にふるさと崩落の責任があるのだ!
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