放送局移転の怪!!

2016/04/01 (Fri)
放送局移転の怪!!観光が本市の重要な資源であり、上杉神社界隈がその重点地域との認識に異論はなかろうが、そこにはNHK米沢放送局(現米沢ラジオ中継局)のアンテナとそれを支える鉄線が折角の風情を台無しにしている事に憂慮し、安部市長宛に移転陳情を行なったのは平成24年3月であった。
しかし安部市長は、図書館建設だけを行なえば「全て良し」とでも思ったものか、進捗が全然感じられない事から、近藤洋介・鈴木憲和両代議士に「NHKは国の統制を強く受ける営利会社なので、国会議員として移転に力を貸してほしい」旨の協力要請を行なったが、異口同音に「NHKとの交渉相手は米沢市」との事に、市の担当部署や市議会議員に「NHKへの積極的な移転運動」を進言するも遅々として効果は見られなかった。
そこで小生は、安倍晋三総理の側近である大物代議士の秘書W氏に相談したところ、W氏が米沢市出身である事から「力を貸そう」とNHK本社に働きかけ、南部地区への移転話が急激に進展したのは「昨年の3月」である。
そこまで決まったにも関わらず、その後の進捗は行政特有の「牛歩」どころか亀にも劣るスピードに業を煮やしていたところ、3/17に鈴木憲和代議士のフェースブックに「放送局移転が好転」とアップされ、時を同じくして近藤洋介代議士事務所より「移転話進展」との連絡が入った。
市の担当部局(企画調整部)に問い合わせたところ「急激に移転話が進展した訳ではなく、昨年からの交渉が徐々に煮詰まりつつある」とのことに、「何故、この時期に、両代議士が我が手柄の如きアナウンスを行うのか」と言えば、7月に噂される衆参ダブル選挙を見据えてのことではなかろうか。
本市に取って、観光のメッカである上杉神社界隈が、観光資源の有効利用に寄与するのであれば、誰の功績でも良いから早期実現を望みたいが、両代議士とも集票目当てのパフォーマンスで、選挙が終われば「放送局移転とは何のこと?」とトボケられたのでは悲しいものがある。
上杉の城下町をキャッチフレーズにするも、それを実感出来る町並みは何処にあると言うのだ。せめて旧上杉伯爵邸とその周辺を整備して風情を演出する事の方が、新・道の駅へ22億円も投資するに勝ると思うが如何か。

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