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飼い慣らされた犬②

kage

2016/03/27 (Sun)

飼い慣らされた犬②

 パブロフの犬で有名な「条件反射」とは、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動のことだが、3/17の海老名悟議長や一部の市議はパブロフの犬を連想させる言動は何処から来たものであろうか。

 「議会基本条例」には「市民本位の立場に立ち、・・・市民に積極的に情報を発信し説明責任を果たす」と明記されているにも係わらず、海老名悟議長の「情報は当局に聞け」「質問は前もって知らせよ」との会議の持ち方を「是」とする考え方は「現在の議会(定例会)運営法に慣らされたから」と思われる。

 即ち、本会議開催の相当以前より、行政側の「聞取り」と称する事前協議を行い、議員は質問事項を行政側に伝え、議会当日は事前協議と寸分違わない内容を議員が質問し、当局がそれに答えるという議会運営なので、傍聴の市民は下手な田舎芝居を見ているような虚無感に苛(さいな)まされる。

 元総務大臣の片山善博議員は鳥取県知事時代に、これまでの議会は「猿芝居」であるとして、事前協議無しの議会を開催した。その効果は絶大で、議員も当局も緊張感が増し、双方とも馬脚を現す事態を避ける為、事前に相当勉強する事を必要として、質の向上が図られたという。本市でもやってみる価値がある。

 民間企業での会議では、事前に議題を提示するぐらいで「聞取り」などは行なわないのが通例であり、参加社員は、議題については質疑応答に耐えられるよう勉強し、おおよその数値などは頭に入れて会議に臨むものだが、本市の市議団はそのようなスタイルで会を進行しようとするものなら「これ以上会を進められない」と打ち切ろうとする。
 これは、飼い慣らされた犬やパブロフの犬同様、繰り返し経験した「猿芝居」的な議会の運営方法に馴染み、それと違うパターンに出会うと条件反射の如く拒否反応を示すようになったのではないか。
 
◆市議団に望む
 議会基本条例を精読し「市会議員としての立ち位置は市民側にあり、行政の追認機関にあらず」との事を認識し、一般の市民が手にする年間給与所得が300万円に満たぬ時、約700万円の報酬を得ている重みを自覚してほしい。
【この項完】 

この記事へのコメント

kage

「一市民!」氏へ

毎日新聞からの引用ですね。引用元を明示しないと「剽窃」になります。

http://mainichi.jp/articles/20150330/ddm/002/070/079000c

結局のところ,米沢市長や米沢市議会の現況は,米沢市民が望む姿なのでしょう。

Posted at 01:23:41 2016/03/31 by たびのひと

この記事へのコメント

kage

よねざわの議会は学芸会・議員の選び方

「地方議会は学芸会」だと言ったのは片山善博・元総務大臣である。
地方議会はなぜ、学芸会に陥りがちか。
「議員の調査研究に基づく質問」重視というタテマエが幅を利かせているから、地方議会の与党化が加速し、なれ合いが続いている。
なぜ、与党系議員が増えるか。「首長寄りでいる方が有権者に安心感を与え、選挙に有利だから」裏返せば、有権者が、行政に口利きしてくれる議員を求め期待するから、学芸会型の議会を生み出すのだそうだ。
幕が下りる学芸会にするには、議員質問中心の議会運営をやめ、案件別に関係住民を交え、実務的に処理すればいい。
首長は地域の課題を解決するために政策、予算を提案する。
議会がチェックして決める。
地方自治のこの原理をわきまえ、なれ合わず、地道に事をさばく手際と良識があるかが新しい議員を選ぶ一つのポイントなのだ。

Posted at 17:54:30 2016/03/28 by 一市民!

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kage


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