拝啓 市会議員 様③

2016/03/23 (Wed)
拝啓 市会議員 様③今回の「意見交換会」は「市議会・市会議員とは?」を痛切に感じさせる一件であった。
我々は、そもそもこの様な形の「意見交換会」は望んではおらず、各会派毎に少人数による膝を交えた「意見交換会」を希望し、相田克平代表の明誠会に申し込んだところ、快諾を得て有意義な結果を得る事が出来た事から、次に島軒純一代表の一新会に「何班かに分けて会談したい」旨を申し込み、更に一新会若手の成澤和音市議にも伝えたが返事は貰えず、島軒純一代表と電話連絡を取ると『会派としては会わない「意見交換会運用基準」に従って申し込んでくれ』との事であった。
米沢市には「議会基本条例」があり、第22条で「議会における最高規範である」と定め、その条例には「市民本位の立場に立ち」「市民に開かれた議会を目指し」「市民の意思を反映して」「市民参加により得られた多様な意見を基に、政策立案能力の強化及び政策提言の積極的な実施に努め」「市民の意見、要望を的確に把握し」「市民に対し積極的に情報を発信し、情報の共有を図るとともに説明責任を十分に果たし」「市民との意見交換の場を多様に設ける」との条文が有り、議員と市民が「意見交換会」を開くにはこれで十分と思えるが、更に「意見交換会運用基準」を定めたのは「屋上屋を架す行為」と断ずるが、どの様な積りであろうか。
小生等が求めた「意見交換会」の開催目的は、議員様の揚げ足を取る事では無く「遅れず・休まず・働かず・何もやらないのが最上の美徳」と揶揄される職員の勤務態度に、市民代表である議員様より、「議会基本条例」の条項に則り、行政に対して多様なる政策提言を期待しての事であった。
◆不穏な噂
3ヶ月経過した中川施政だが、就任早々市立病院精神科問題が浮上し、市長は立候補時の「病院問題は県と相談する」を実行して、3/14県知事に協力を要請したが、「知事への要請内容が議会報告内容と違う」「これでは議会軽視だ!!」と騒いでいる議員がいるという。噂では「海老名悟議長と島軒純一議長を中心とした一新会の市議」とのことだ。
市民を思う市長の行動が「何が議会軽視」であろうか。それより「議員は市民軽視だ」と声を大にしたい。
情報源のX氏は本市の大物経済人と親交のある人物だが、「精神科医が全員引き上げたのは渡邊孝男院長が山大医局を怒らせたからだ」「彼は経営者としては問題が有る」「医業と経営の関係を真剣に考える次期だ」とも言う。
更に、『大物経済人に足繁(頻繁)に訪れていた数人の市議が、「中川市長、駅前候補地は白紙撤回」の報道が有った後にピタット来なくなった』「不思議な現象だ」、更に更に『「安部市長が進めてきた新市立病院計画を、白紙撤回した中川市長は、方針を定められない能力無き市長」と流布する市議がいる』とも語った。
以上はあくまでもX氏の談であるが、「さもありなん」との思いで、市長と議会との関係、そして今回の「意見交換会」を経て、議会と市民との関係を憂う小生である。
最大勢力を誇る一新会が「数の論理」に溺れる事無く、「米沢市議会基本条例」を遵守し、「市民代表」で有る事をもう一度自覚してほしいものだ。
【この項完】

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