拝啓 市会議員 様②

2016/03/21 (Mon)
拝啓 市会議員 様②◆3/17の意見交換会に於ける議題「市立病院建替えの件」について。
小生の質問を制止しようとした海老名悟議長の言質を思い起こすと、「質問に答えるデータは全て持ち合わせているが、それを求めるなら当局に聞け」だったと認識している。そのようであると仮定して以下に述べたい
前述した須佐部長との面談のように、一市民として行政に資料を求めた場合は「情報公開条例の手続き」が必要な上、開示するか否かの決定件は当局が握っている事から、開示を拒まれると一市民としては手の施しようが無く、仮に開示する事の決定を得たとしても、開示迄の期間は定められておらず、何日後の開示なのか定かでは無い。
このように大変な労力を必要とする当局からの資料収集を「議会基本条例」が定めて議会が持つ「審議権、議決権、調査権、検査権が及ぶ」の権限と、同条例5条の「議会は、市民に対し積極的に情報を発信し、情報の共有を図るとともに、説明責任を十分に果たさなければならない。」との文言を信じて、議員様に質せば当然にして回答願えるものとして、冒頭の質問となった訳だが、海老名議長は「答える立場に無い」とのお考えのようだ。
又、海老名議長は「議員が答えられないなら、次の質問を行ないます」との小生の文言に「こんな進め方の意見交換会なら、議会としてこれ以上会を進める事が出来ない」と、会を中断する旨を発したが、当方には以下の言い分が有る。
数ヶ月前に4つの議題を示して申し込んだ当日の意見交換会だが、議会は90分限度を条件付けし、時間延長を申し込んでも頑なに90分を譲ろうとしない。
小生とすれば、4つの議題が90分時限なら、1議題20分チョイだから、速やかに問題点を絞り、狭義のテーマでの意見交換会を行なわなければ、只の茶飲み話に終わってしまう懸念から、1つの質問に時間が取れない事情による会の進め方であった。
又々、海老名議長と我妻徳雄市議は「数字を含む回答を求めるなら、事前に質問項目を提出すべし」との事であったが、市立病院の建替えに関して「調査・研究及び審査を行うこと」を目的として「市立病院建替特別委員会」が設置されたのは平成26年6月であり、その間に委員の交代が有った事は、当日22名の出席議員の殆どが「市立病院建替特別委員会」に関わっている計算になる。
その議員団に「現在の市立病院は年間幾らの赤字が出ているか」程度の質問が果して事前に質問事項として報告しておかなければならない内容であろうか?
「市立病院建替特別委員会」の議員団は報酬を得ているプロ集団である。素人の市民から「意見交換会」を求められたなら、どの様な質問が出るか想定して会に臨むべきと思うが、「現在の市立病院は年間幾らの赤字が出ているか」の質問は議員団にとって「青天の霹靂」とでも言うのであろうか?
そしてもう一つの「びっくりぽん」は、海老名議長と鳥海隆太市議の「意見交換会とは、現在の病院の不便な点や、新病院はこうあってほしい等を話すのだ」との旨の発言である。
小生は「何を今更」との感情が込み上げる。それは、平成25年6月に「市立病院の在り方に関する検討委員会」によって「米沢市立病院建替基本構想」が作成され「現在の病院の不便な点や、新病院はこうあってほしい」等の調査結果は既にウェブ上に公表されているし、市議団は平成26年6月より「市立病院建替特別委員会」の場に於いて散々検討され、公表されてきた事項ではないか。
これだけの時間を要しながら、現在市立病院が抱える問題点と、それを回避する具体策、並びに新病院建設後の収支計算書は入手出来ない現況にある一市民の小生が、当日その内容を議員団に問う事が、そんなに腹立だしい事象であろうか?
そして海老名悟議長は「議会は、市民に対し積極的に情報を発信し、情報の共有を図るとともに、説明責任を十分に果たさなければならない。」との条文をどの様に理解しているのであろうか。?
【続く】

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