不幸施設の完成間近①

2016/03/04 (Fri)
不幸施設の完成間近①尚山氏より新文化不幸施設の全貌写真の要望が有ったので掲載します。(写真はクリックで拡大)

安部市長が唱えていた元々のコンセプト(概念)は「黒を基調とした城下町情緒を醸し出す建物」であったはずだが「お化け屋敷と烏城」との小生の揶揄が効いたか定かでは無いが、色目は下写真の外壁のようになった。




東側 南側 西側 北側
しかし、この手の外壁色は、建築費を安くする為の「クレオソート(木材防腐剤)仕上げ」を連想する色調で、城下町情緒を醸し出す建物とは程遠く、打放しコンクリートと、集成材(木材)の外壁による景観は、貴殿指摘の如く小生も好きになれない。
そもそも「黒い建造物」が城下町風情とか、図書館で中心市街地が活性化するなどの妄想で進められた計画だが、建設予定地が確保出来ないとなると、国からの助成金が貰えなくなるとの理由で、コンセプトの定まらない「不可解」な当該事業が強行された。
◎不可解Ⅰ
入札に際し、市内の建築業者は何処も応じなかったが、不当な随意契約によって金子・白井・網代JVが工事を請け負った。すると工事開始間もなく「想定外の地下埋設物」が出現したとして、1.65億円の追加工事料が計上された。
この金額が異常に高額な事から、見積内容の開示を当局に求めたが応ぜず、JV言うがままの金額で随意契約がなされ、地下埋設物除去工事に6ヶ月という工期を要した。
地下埋設物は想定外だと言うが、ここに便槽のあった事は市側も、多くの市民も周知の事であるから、予め工事代金の水増しと工期延長を前提にJVと談合した疑いを裏付ける不当行為である。
◎不可解Ⅱ
人力工事じゃあるまいに、地下埋設物除去に6ヶ月も要すること自体不可解だが、JVは雪が降ったからとの理由で、更に6ヶ月の工期延長と工事代金の上積みを申し出た。確かにH26.12の積雪は例年より多かったが、シーズンを通しては、ここ5年の平均値の積雪量であったにも関わらず、6ヶ月も工期が延びるとは甚だ異常ではないか。
◆工事料金増額と工期延長は官製談合
つい先頃、建設業に詳しいX氏から「不可解Ⅰ・Ⅱ」の謎が解ける話を耳にしたので報告したい。
X氏が語るには、安部市政は、新文化不幸施設建設を請け負う業者がいないことから、1年の工期延長と、工事代金を後日上乗せする事でJVと取引したというのである。
続けてX氏は「同時期に進められた四中工事は工期を守る為、多くの作業員が工事に携わり、近隣の食堂は大変な盛況であったが、不幸施設建設では、廃業する食事の店は有ったが繁盛した店は無かったでしょう」「それに、工期が遅れているのに、遅くまで残業した形跡は無かったでしょう」「それは、当初から1年後の3月迄に工事を完成させる計画であるから、作業員を増やさなかったのさ」と語り、官製談合の信憑性はかなり高い。
【続く】

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