市民の要望が叶えられるには!!②

2016/01/21 (Thu)
市民の要望が叶えられるには!!②昨日に続き、市民の要望が叶えられる為に行なった、当会の運動を記述したい。
◆一般廃棄物の収集運搬業は、既得権者に限定せず、広く門戸を開放して貰いたい。
一般廃棄物とは家庭より排出される、いわゆる「ゴミ」であるが、生ゴミ等の他にトイレの排出物も含まれ、国はその処理について40数年前に「市の職員が行なう」と定めたが、職務に貴賤を感じたであろう職員は「委託でも可」と拡大解釈して、町内からのゴミ収集やバキュームカーによる汲取り業務を外部に委託した。
時代は、汲取り式トイレから下水道化が進み、委託を受けた業者の仕事量が減った事に業者の不満が募り、行政との諍いが勃発した。
そこで行政は、「一般廃棄物の収集運搬業務は既得権者に限定する」旨の裏約束を交わして騒ぎは沈静化したが、これは本市に限らず全国的な歴史である。
時は進み、バブル景気後退後の建設業は不景気であることから、老人家庭から頼まれるゴミの処分や、幼稚園・保育園等から出る紙おむつの回収等を目的に、一般廃棄物の収集運搬業の認可を市に求めても行政は門前払いの対応に、相談を受けた当会は、「これまで市が委託してきた業務以外の、一般廃棄物の収集運搬は、新たな業者を許可するよう」議会に「請願」を行なったところ、共産党の高橋寿・白根澤澄子市議以外の議員の賛同を得て、請願は採択された。
請願採択に、当局は新たな許可を出す説明会の開催を「広報よねざわ」に掲載すると「同和のオルグ」数名が、横井副市長の他に担当職員を午前8.30~午後8.30迄拘束し、許可を出さないよう迫った。
「同和」の行動はそれだけに留まらず、市長や県の役職を市営体育館に招致し、600名を超える圧力集会を開催するなどの行動に、それまで協力的であった佐藤忠次市議は「身の危険を感じる」との理由から当会を遠ざかり、我々も万が一に備えてスタンガンを用意したが、使う機会が無かった事は幸いである。
そして、市は許可を出さない方針に切り替えたことから、一般廃棄物の収集運搬業で業績回復を期待したE建設の社長は落胆し「トリカブト」による自殺事件を起こすなど、悲しい結末の当会運動であった。
この様に行政とは、市長や当局の採決のみで市民の要望が叶えられる訳では無く、様々な要素が絡み合う事の一例であり、「同和」や「部落解放同盟」関連については、現在でも我国の大きな社会問題として存在しているので、一市民氏も勉強されん事を望む。
【続く】

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