佐藤氏の質問へ②

2016/01/13 (Wed)
佐藤氏の質問へ②◆市民の要望が叶えられるには
仮に、市民の要望が直接市長へ伝わったとしても、市長が実務をこなす訳ではなく「米沢市長の内部組織の設置及び分掌事務に関する条例」「米沢市行政組織規則」等により、実務は分掌(責任・権限をあたえられて仕事を受け持つこと。)されるので、市長は「部」又は「課」に指示を出す訳だが、安部市長の場合は何の権限もない平の職員に直接指示を出したり、自分の支持者か否かでの扱いが大幅に異なり、現場は混乱していたようだ。
市長に直接要望を伝えなくても、分掌されている訳だから、市民が直接部課長と談判しても良いのだが、前述の如く「何もしないのが最大の美徳」と心得る組織体なので、一市民の要望が叶えられる確率は極めて低い。
それに加えて、安部施政に仕えて退職した元部長が「安部市長に相談無く市民要望に応えると、後のしっぺ返しが怖いので、逐一市長に決済を仰いだが、その市民が安部支持者か反安部支持者かによるエコヒイキが激しかった」と語った事からも、安部施政の場合には、市民が直接担当者にお願いする方法で望みを叶えるには困難を極めていた。
もう一つ、一市民が要望を叶えるには「市会議員にお願い」し、担当職員に働きかけて貰うと言う手が有るが、この場合でも安部市長派の議員でないとその可能性は極めて低かった。
議員に頼む場合は『ひとに物事を頼むのなら、「金」か「票」を持ってこい』と言うのが彼らの本心である事を心得ておくべきで、「金」・「票」が伴わない場合は「担当者に伝えておきました」、又は「担当者は前向きに検討すると言っていました」と言う報告だけで、望みが叶う確率はこれ又極めて低い。
因みに「前向きに検討する」というお役所言葉は「やる振りをして、何もやらない」と解すべきである。
佐藤氏の質問に「貴会のような任意団体が行政や市議団に対してどのような働きかけをすることが必要とお考えでしょうか。」とあるが、当会は「市民の知る権利のために 市民の声がとどく市政であり、人権を遵守する米沢市であるために 権力に脅えたり、泣き寝入りすることを止めよう。」をモットーに「行政にもの言う市民団体」としての行動を12年間継続したが、常に根底に有ったのは「トップを変えなければ」との思いであった。
そして漸く中川市長へとトップ交代が行なわれたが、その手腕は未知数であり、今後の施策を見なければ何とも言えないが、安部市長と最大の違いは安部市長には出来なかった「市民との対話」が中川市長は出来る点に有り、今月は23・25日に市長と会って言上いたす予定である。
又、明日は、明誠会の相田克平・木村芳浩・島貫宏幸・小島一議員との話合いを行ない、今後も積極的に会派との意見交換を行なう予定である。
縷々述べたが、市民の要望を行政に反映させるには「数の原理」と「市民の行政への関心度」にあり、行政や議会に多数の「もの言う市民」の存在が肝要と主張して、佐藤氏への当会の考えとしたい。
【完】

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Posted at 00:08:35 2016/01/16 by
この記事へのコメント

お尋ねします。「安部市長には出来なかった「市民との対話」が中川市長は出来る」というのは、何を根拠にされているのでしょうか。また、「市民との対話」とは具体的にはどのようなことをイメージされているのでしょうか。
それからよろしければお教えください。鬼の会の会員は何人ぐらいいらっしゃるのですか?
Posted at 16:53:14 2016/01/15 by 一市民
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