精神科の閉鎖

2015/12/22 (Tue)
精神科の閉鎖米沢市立病院の精神科医が3人辞める事から、科の存続は出来ないので閉鎖されると報じられた。
マスコミ報道の前に、議会では「市立病院建替特別委員会」が12/16開催され、我妻徳雄市議を委員長とした、市議10名により構成される当委員会が開会されると、病院側より精神科医が3人辞める事から存続が不可能との説明と、現在患者の今後の処遇に付いての説明が有り、議員より縷々質問が行なわれ、約2時間の会合であったが、傍聴した小生は拭いきれない違和感と、この様な委員会メンバーに病院建替の検討会を任せて良いものかとの不安に襲われた。
小生が感じた違和感と不安とは、当会名が示す如く「市立病院建替」の為に運営されるべき委員会が、市立病院の「現況課題」で審議された点に対してである。
委員団は、「現況課題を把握し、病院建替えの参考とする為の委員会であり、有効な会合だ。」との反論を述べそうだが、当会ブログは市長選さなかに、現在の市立病院の問題点を検討する事よりも、土地を確保しようとする議員の存在を非難したが、「市立病院建替特別委員会」を設ける前に「現在の市立病院問題研究会」の設置が必要との意味を込めて掲載したつもりである。
当日の委員会で病院側は、「精神科は儲からない」「医師の待遇を良く出来ない」などを理由に挙げ、新たに建替える病院に精神科は設ける事が出来ない旨を述べたが、委員団(市議)は黙っているだけであった。
もし、病院側の「精神科は儲からない」が本当なら、赤湯の佐藤病院は倒産しなければならない理屈だが、国道13号線を通る度に当病院の隆盛ぶりが目に入り、安部三十郎が佐藤病院の米沢市進出をブチ壊さなければとの思いが込み上げてくる。
この様に公営病院が疲弊する中で業績を伸ばすところが現実に存在し、米沢市でも三友堂病院が好調との噂を耳にしたが、それは3名の「スタードクター」の存在によるものだという。
いわゆる名医と言われるドクターにより、患者数を伸ばしての結果であるが、そこには名医を確保する病院経営の手腕によるものがあり、現在のように「市立病院建替特別委員会」で時間と経費を浪費するのでは無く、まず「現在の市立病院問題研究会」を設置し、公営病院の問題点を洗い出し、それを解決する手立てが有るか無いか、市民の声も収集したうえで、米沢市医療福祉を将来どのように思い描くのかを画策するのが順序で有ると進言したい。

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