県議会傍聴

2015/12/08 (Tue)
県議会傍聴市議会は幾度も傍聴しているが、県議会は未だ傍聴した事が無い小生は、本日木村忠三県議が代表質問に立つとの事から県議会を傍聴した。
議場の議員席最前列には米沢市選出の渋間県議、最後列に後藤県議が着席していたが、この順序は新人が前で当選回数の多い議員が後に座る決まりなのだそうだ。
木村議員は壇上から次の質問を行なった。
①奥羽新幹線の整備実現に向けた取り組みについて。
②本県ものづくり産業の振興について。
③外国人観光誘客について。
④県産繁殖雌牛の生産振興について。
⑤国土強靱化地域計画の策定について。
⑥低所得世帯等に対する本県独自の支援策について。
⑦県立米沢栄養大学の今後の展開について。
国・県・市を問わず、定例議会は予め質問を当局に提出し、当局はそれに対する答弁を作成して議会に臨むことから、丁々発止の場面は無く、質問する側とされる側の「作文発表会」という印象は否めない。
しかし、ここでの質疑応答は、どこかの部長のように「記憶に御座いません」ととぼける訳にはいかない重いものがある。
木村忠三県議は数少ない与党議員として吉村知事を支えて来た。
その間、斉藤前知事により中座した県立米沢栄養大学が実現するには大きな推進力となったが、次に期待したい大事業に①の奥羽新幹線の整備実現がある。
現在は「ミニ」の付く奥羽新幹線だが、木村忠三県議の父である木村完爾氏は「何故ミニなのか」とフル規格新幹線化を強く主張した経緯があり、何十年か経過した今日に、知事がJRを訪問して要請した事から「フル規格へ向けて調査の段階まで進捗した。」との答弁は、フル規格奥羽新幹線実現への希望が膨らんだ。
フル規格化は米沢・東京間の時間短縮というメリットだけに留まらず、東北の日本海側観光として寄与し、米沢市がその玄関という効果は大なるものが有るので、実現に向けて県内は言うに及ばず、秋田・青森県をも巻き込んだ、米沢市の中川勝首長がリーダーシップを取る「期成同盟会」を立ち上げ、安部三十郎によって構築された「能力無き米沢のリーダー」の汚名返上に尽力して貰いたいものだ。

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