最終議会傍聴記①

2015/12/05 (Sat)
最終議会傍聴記①安部現市長最後の市議会、堤郁雄議員の『①現在の厳しい財政状況を招いた責任者としての認識はどうか。②12年前より悪化した財政状況下、自主的に退職手当を減額する考えはないか。』との一般質問に興味があり傍聴席に着いたが、向い側には今まで見た事の無い険しい表情の市長が着座し、「別人かな」と見紛う程であった。
安部三十郎は政治的手腕では劣るものの、パフォーマンス(人気取りの為の振る舞い)には人一倍長けた人物である。
例えば「老人の肩もみ」など、他の職業の範疇に属する行為を12年間も続けた事は、歴代米沢市長は言うに及ばす、全国レベルでも聞いた事が無い。
しかし、この行為(パフォーマンス)が票につながる事を計算していたし、もう一つが「不気味な微笑み」のパフォーマンスである。
約12年前、「米沢市の有価財産である資源物を、特定1業者に無償供与するのは不法であり、有償に改めよ」との事案で安部三十郎と初めて会見した時、彼は小生の問いには一言も答えず「不気味な微笑み」を返すだけであった。
後日、この「不気味な微笑み」の持つ意味を調べると、アスペルガー症候群(発達障害)に見られる「相手の述べている内容を理解出来ない」時の対処症状に極めて近い事から保身術ではないかとの思いに至った。しかし彼には「不気味な微笑み」にもう一つ「集票」という思惑があったのだ。
人間誰しも「にこやかな表情」で接しられると、相手は強く責め立てにくいし、「人間性は良い」との印象を与えるものだ。
現に、選挙中の安部候補を評して「優しそうな人」「悪い事をしない人」との印象から1票を投じた市民が多数存在した事でも明らかである。
過日、米沢青年会議所が行なった討論会での安部候補の表情は、終始「不気味な微笑み」を絶やさず「集票」を意識してのパフォーマンスを演じたが、今議会ではその必要が無くなった事から、「素の三十郎」が見られたと言う事だろう。
「自分の意に沿わない内容の会話中に切れた時」の「尋常とは思えぬ」彼の言動を知る小生にとっては「よくぞ12年間パフォーマンスを演じたな」との思いの傍聴であった。
【安部市長、堤市議の質問への返答に続く】

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