敵前逃亡は士道不覚悟

2015/12/03 (Thu)
敵前逃亡は士道不覚悟鉄の掟で知られる新撰組は、敵を前にして逃げるような者(敵前逃亡)は、士道不覚悟(武士の資格無し)として斬首・切腹の刑に処せられた。
近世においても、軍隊で敵前逃亡はその場で射殺する即決銃殺刑を認めている国もある。
敵前逃亡と聞いて思い出すのは安部三十郎である。
会計検査院より交付金申請の不正を指摘され、国への返還を求められた事に付き、議会は11/6の午前に「全員協議会」を開き、安部市長に出席釈明を求めたが「先約が有る」との理由で欠席し、午後からの記者会見も同じ理由で欠席であった。
本市に取って1億円を越す交付金の返還は「不祥事」であり、市長としては市民代表の議員への説明責任と、マスコミにはスポークスマンとしての説明責任を求められるが、両方とも「先約が有る」を理由に欠席したには余程重要な先約があるものと、当日の市長スケジュールを情報公開条例に則り入手したのが以下である。
◆米沢市二役日程表 11月06日
午前の部 予定無し
午後の部 13.15 第四回なせば成る秋まつり第二回実行委員会 14.00 置賜広域行政事務組合全員協議会 以後予定無し
以上の日程から11/6の「全員協議会」「記者会見」に応じられないとする根拠は無く、安部三十郎の行為は敵前逃亡に値し、昔なら斬首の刑に処せられるであろうが、現代では選挙という市民の判断が下され、落選という憂き目を見る事となる。
少しでも歴史をいそしめば、失敗の責任を部下に押しつけ、他人の功績をさも自分の功績のように偽ったり、虚言を平気で口にしたり、敵を前にして逃亡するような大将は「部下から卑下される」事を学べると言うものだが、市長になっても歴史に学ばなかった事が今回の敗戦原因と反省すべきであろう。
安部三十郎は反省会の挨拶で「敗戦の原因が分からない」と述べたそうだが、これからは時間に余裕がある筈だから、歴史を勉強されたら如何なものであろうか。

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この記事へのコメント

トップの務めは有事(不祥事)が時、全責任を負う事に有ります、その行為によって部下の信頼を得る、職場のやる気を促進する等の効果が得られます。
歴史に学ぶまでも無く、当市の市民から退陣を突き付けられた現市長の特色は、成果のあった事業は自分の手柄、不祥事が発覚すれば逃げ回る、ほとぼりが冷めたころ部下の不祥事と喧伝する事でした。
安部三十郎の失政で米沢の行政機関は、日和見主義の集団と化しています、問題が起きれば検討するの一言で後任が決まるまで放置することが慣例となっています、先送りが常態化しているのです。
この組織を引き継ぐ中川氏が、どんな市政運営を行うのか興味深いものが有ります。
大胆な組織改革、人事が出来なければ安部の残した腐りきった組織を引き継いで、安部と同じ道へ陥るしか無い様に思います、中川氏の大胆な改革を望みます。
Posted at 13:52:13 2015/12/05 by 米沢を良くする会
この記事へのコメント

勉強会
記事を拝読致しての提案が御座います。よねざわ鬼の会主催の「歴史に学ぶ勉強会」を開催しては如何でしょうか。米沢市民、行政担当者など幅広く参加を募り開催することは、これからの米沢の明るい未来の為に有効であると考えます。
本記事の事案を具体例とし、歴史を学ぶ事で得られる知識や教養を共有しては如何でしょうか。宜しくお願い致します。
Posted at 12:33:18 2015/12/04 by 晴天の青年
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