財政再建の課題

2015/11/29 (Sun)
財政再建の課題鷹山公は「入を量(はか)りて出(いずる)を制す」の訓(おしえ)から、質素倹約を慣行し、疲弊しきった藩財政を建て直したが、「歴痴」の安部三十郎市長は12年間、何を勘違いしたものか「出を量りて入を制す」に力を注いできた結果、3年連続の赤字で膨大な負債を残したにも関わらず、多額の退職金を懐にして退職し、財政再建は中川市長に託される。
「平成の鷹山公」と稲田代議士に持ち上げられた中川新市長が、どの様な手腕を発揮するか興味の有るところだが、公約に「市政経営会議の設置」を掲げた事は共感出来る。
その会議の人選と運営内容はこれからの検討となるだろうが、こういった会は、得てして学識経験者の名目のもと、建前論に終始して実行が伴わず、市政に貢献する度合いは低く、当局の責任逃れに利用されて来たきらいがあるので、実効を前提の内容で討議して貰いたいものだ。
そこで提案だが、行政側主導で設ける「市政経営会議(A)」の他に、市議だけで構成する「市政経営会議(B)」を設け、市議も積極的に財政再建案を協議した結果を持って代表が「市政経営会議(A)」に参画するというのはどうであろうか。
小生は当会を立ち上げ、12年間の思いとして「市議の勉強不足と無関心」が強く印象に有った事から、昨年9月に請願として「議員数半減と報酬の半減」を申請したが、本旨とするところは、市議としての行政監査と提言という使命の全うにあり、それを行なわない場合は半減で良いとしたものだ。
中川市政の大事業に市立病院と新道の駅があり、その額は図書館の比では無く、舵取りを誤れば本市が「財政再建団体」に陥る可能性が大で有る。
長俊英市長の時は経済の高度成長期にあり、税収も伸びた事から市民感覚としてはさほどの悪影響は無かった記憶を持つが、今後は税収減と人口減の環境で行なわなければならない「財政再建」で有るにも係わらず、今回の市長選では投票者の47%が財政悪化の張本人である安部候補に票を投じたことは由々しき事であり、市民としてもジョン・F・ケネディの「国家に対して何を望むかよりも、自分が国家に何を奉仕できるかを考えるべきである」を実行する時期にある。

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この記事へのコメント

しっかりと監視して下さいね。
図書館建設の比ではない大事業を抱える中川新市長、舵取りを誤らぬよう貴会でしっかりと監視をして下さいね。
何事に於いても段取り八分といいますので、もし何か気になる兆候が少しでもあれば、徹底的に追求する姿勢をお願いしますね。
Posted at 22:55:21 2015/11/29 by 晴天の青年
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