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「小生は愛煙家である」ゆえに国家批判をする。

kage

2006/05/25 (Thu)

「小生は愛煙家である」ゆえに国家批判をする。

 二十年前ほどのことだが、ロスのホテルで全館禁煙の憂き目にあい愛煙家の小生は大変戸惑ったことを思いだした。中学生の悪ガキよろしく部屋明かりを消し窓を開けて紫煙を楽しみながら、早番「日本国も禁煙国家になるな」と、予想したがこれほどの徹底ぶりには驚いている。日本人はなにごとにも「上意下達」が有効な国家だと残念ながら思い知らされる今日である。メキシコまで19時間の禁煙飛行もそうだったが、函館までの6時間の車窓の眺めも無感動のままひたすら睡眠を貪るよりほかはない旅である。喫煙車両も激減し食堂すらも禁煙とくる。帰宅すれば、孫のために禁煙を要求する娘夫婦が土産物をとりにやってくる。喫煙者にはご難つづきのわが国である。医者の娘である妻の変貌も見逃せない。「タバコを止めてイライラする時間を過ごすのであれば、タバコを止めない方がベターだ」と愛煙家であった父親の死を境に、小生がパイプを手にしようものなら、早速マスクを掛けるという変わりようである。紫煙が地球温暖化を増長させているわけでもあるまいに、ホテルやレストラン経営者よ。禁煙者も客なら愛煙者も客である。禁煙者のためなら「排煙装置を設備するぐらいの企業努力をしたらどうだ」と、ハツ当たりもしたくなるが「まあ、いいか」親米一辺倒の日本国家だ。米国がくしゃみをしたら即風邪を引くぐらいのわが国だ。長いものに巻かれっぱなしでしか生き延びる知恵を持たない日本国家だ。最早、あの大日本帝国時代の大和魂の気概も失せて久しい。敗戦と同時に崩落したものに教育があり、経済至上主義は社会復興に貢献したものの日本人から道徳観念を失ったまま現在がある。テレビなどの出現によって地方格差はなくなったものの、視聴率に左右されるテレビ会社が提供する画面は「殺伐とした事件もの」と「笑おうにも笑えないバカ番組」の氾濫。おなじような顔ぶれが出たり入ったりで新鮮味すらない。朝食時のニュースは「殺人・誘拐・死体遺棄」でやるせない一日がはじまるという日本の朝の現実だ。これでは子供が正常に育つわけがない。家族で食卓を囲み楽しかるべき日本は過去のものとなってしまった。凶悪な犯罪が低年令化する日本、「給食費を払っている以上"いただきます"などの教育億不要」だと抗議する母親。官僚の無駄使いが「年金の減額」を生む結果となった日本。それでも暴動の起きない日本である。徳川から維新を経てさえ変わらぬものは国民にベッタリと根づいている「上意下達」の習性なのだ。 永田町界隈から日本の隅々まで、既得権や許認可権は国民のあずかり知らぬところで猛威を奮っているのだが、結論だけが国民の不利益となって明らかにされる国だ。日本はやはり滅びの道程をたどっているのであるか。正常な感覚を持った国民ならば「大河の流れ」を変えねばなるまい。止まれ! わが郷士米沢市行政はいかがなものであるか。首長には市民が期待するリーダーシップがあるや否や。議会が果たすべき機能は健全であるや否や。行政各部課において市民優先の処置が生かされているや否や。 禁煙政策も結構、だが、喫煙者の立場も考えに入れなければ片手落ちという謗りも出る。政府が国民の健康を考えた切実な禁煙政策ならば、タバコの製造販売は一切中止するが筋というもの麻薬撲滅の如くに。ただゴタクをならべるだけの禁煙政策ならば、時流に乗った偽善的政策だといえよう。その昔、米国先住民がタバコの先駆者であるはずなのだが。

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