投稿者・参重朗さんの「市税無駄使い」に関心を寄せた結果?

2006/05/11 (Thu)
投稿者・参重朗さんの「市税無駄使い」に関心を寄せた結果?4月27日付け米沢新聞を取り寄せ、さらに市の財政課に問い合せてみた。
問題の土地買い戻しをした請求人太田建設と米沢市との間で調停裁判が進んでおり、現在では結審を向かえようとしているということのようだ。
事の起こりは市の保有地をバブル最盛期に太田建設が米沢開発公社から所得した土地であり、いざ売却にあたって予定購入者から「墓場跡の土地」だとしてキャンセルされるハメになったことからだ。
当該土地は第四中学校の北「かど久」蕎麦店の南側に隣接し国道沿いに面する優良な土地のようだ。
太田建設によると購入予定者の指摘によって「墓場跡の土地」であることを知り「墓場跡では売却は不可能」だとして、うち170坪を2100万円で市に買い戻しを要求したものだ。当初、開発公社は「墓場跡地では」と地下4メートルにわたって土の入れ替えをした上で譲渡したものらしい。が、当該土地に村墓場があったことは近隣の人なら知っている。
投書された方は「近所のだれもが墓場の存在を知っていたのだ。買主の太田建設が今さら事実を知ったではおかしい、契約を実行する前に当該の土地を精査すべきで、買主にキャンセルされたからといって今さら米沢市に買い戻せはないだろう」というご趣旨のようだ。
小生は不動産取引きに精通してない者だから、不動産屋に聞いてみる以外に知識を求めようはないが、次のことは常識的には言えるだろう。
① 米沢市が当該土地に土の入れ替えをしているのが事実であれば、当然、土の入れ替えの理由を買主の太田建設が熟知していたことになる。
② 土の入れ替え理由に米沢市が虚偽の説明をしていたのであれば別だが、常識的には太田建設のゴリ押しとしか思えないフシとも思える。
③ バブル最盛期に求められた土地だとしても、現今では土地は買手市場のように推察される。いずれにせよ、土地保有者の太田建設は自社の事業進展のために購入したものに違いないのだから、今さらに「村墓場の存在を理由」に市に対して当該土地の買い戻しには無理があると指摘された投稿氏のご意見にも頷けるものだ。
議会が騒いだとかを聞くに及んで、そこに何らかの政治的な働きかけがあったのだとすれば何をかいわんやである。

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