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伝国の杜の乱【3】

kage

2013/01/15 (Tue)

 そもそも伝国の杜の乱の原因は、新複合文化施設建設をポポロ館跡地で合意していた民意を、市民無視でまちの広場に変更した事である。

 昨年3月定例市議会に於いて鈴木章郞議員の「ポポロ館跡地へ新複合文化施設を作るより、現在の文化会館を視野に入れた計画の再考を問う」と反対討論を行った時、安部市長は「大分長い間の議論を経た計画で有る」「100年、200年たっても大変よいものが出来たと市民の方々からも納得いただける計画」と大見得を切って可決されたポポロ跡地への新複合文化施設予算が、その17日後に頓挫した。
そして4日間で作り上げたのが「まちの広場解体案」である。 「大分長い間」の民意の積み上げだから変更出来ないとした安部市長が、まちの広場なら民意を無視しても良いのだ、とはどうした事だ。
「200年後でも自信の有る計画」が17日間で御破算の安部行政に翻弄される「まちの広場を愛する市民の会」の皆さんに同情申し上げる。

 そして解せないのが「市議連」である。
昨年4月20日に当局は全協(市議全員協議会)にてポポロ館跡地が挫折した事を公表し、まちの広場への代替え案を発表した。
この時、誰一人として「まちの広場案」に同意する議員はいなかった。
それが4ヶ月経った8月には半数を超える12名の議員が「まちの広場案」に鞍替えした現実、この心変わりを市民はどう受け止めれば良いのか?

 この4ヶ月で議員は「安部市長の責任を18万円の減俸でチョンとする」「市民無視の4日間で作った、まちの広場へ図書館建設」を議決した。 その間に議員は集会を開く等、市民への説明や意見徴集を行ったのであろうか。

 米沢市中心市街地活性化基本計画に於いて新複合文化施設の建設が検討された時、プロポーザル方式で設計が進められて来た。
このプロポーザル方式とは単に建物を設計するだけで無く、その建設目的に沿った企画提案を含むことから、当然にして中心市街地活性化に寄与する事を満たす設計が条件で有る。
よって、現在活性化に貢献している「まちの広場」の機能を活用し、新複合文化施設を建設することの相乗効果により、更なる中心市街地活性化の目的を遂げようとした筈である。

 ところが全協で協議されたのは「4割引の商品を如何にして手に入れるか」である。
冷静に考えれば「まちの広場の機能を無くし」「図書館の機能を増やす」事はプラス・マイナス0であるばかりか現在の図書館界隈が疲弊することを考えれば本市に取って建設費用だけが無駄となる事は容易に計算出来よう。
目的は安い商品を手に入れる事では無く、活性化の為のグランドディザインをしっかりと作成する事であろう。

 もう一つ解せないのが亀岡博会長率いる芸文協の態度である。
現在まちの広場を愛し使用している同じ市民に対して「俺たちが使うのだからとっとと出て行け」と言わんばかりの伝国の杜での態度はとても芸術・文化を愛する人達とは思えない。
 そもそも芸術家と称される人々の多くは、経済的に恵まれない環境で努力し、後世にその功績を残すものだが、芸文協の皆さんの場合、ポポロ館(現在大沼デパート)に年間2千万円に迫る市税の庇護を受けた専門の展示場を持ち、図書館は現在の場所の他に小中学校に図書室、そして市民が利用出来る山大の図書館があり、加えて移動図書館「アタゴオル」を運行している現況に飽き足らず、年間1億8千万円の維持費が掛かる新複合文化施設を作るので「広場を愛する人達は出て行きなさい」という特権意識はどこから来る物であろうか。

 御託を並べても当局は都市計画法での「広場」を壊すに必要な説明会は終わった、として次に広場を使う条例廃止を3月議会に上程するであろう。
上程されれば又々12名の心ない議員によって議決を得ることであろう。

ではこのような理不尽に市民は泣き寝入りしなければならないのか?

 市民の代表である市議が決めた事は民意である、とする議会制民主主義のルールではあるが今回の場合のように市民が納得出来ない場合の異議申し立てに「住民訴訟」により司法判断を仰ぐ事が出来る。
もし裁判官が、まちの広場を壊しての新文化複合施設建設は「税のムダ使い」と判断した場合には工事の差し止めとなり、それまで消化された予算は安部市長始め関係者が市に返還しなければならない。
 今回の条件と大変似通った過去の判例に「工事差し止め」の司法判断がある事から「住民訴訟」の前段である「住民監査請求」を9日に提出したところ11日受理された。

次回「住民監査請求」

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