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3月議会傍聴記=総花的な質疑応答が続いた。

kage

2006/03/05 (Sun)

3月議会傍聴記=総花的な質疑応答が続いた。


 いつになく満員の傍聴席であったが、質疑応答は相も変わらぬ「下手な作文の読み合せ会」に終始した本会議だった。
質疑応答とも原稿は大事なものだが、原稿はあくまでも原紙であって語りかける相手の顔を見てこそ「語り」である。教育長ひとりが「語り」を貫かれたといってよい。
下手な役者でさえ「原稿の棒読み」はしないものである。その点では賑々しく議会など開催しないで「質疑応答の文集」だけで済むもののように思えた。

 さて、伊藤亮一議員の「参与は必要であるのか?」の質問に答えて、安部市長は「多くのお知恵を拝借して行政を行なうのがベターではあるが、専門的に多くの人より深い知恵のある方のご意見ということで参与は不可欠」と答えた。
 「市民を代表する議員は深い知恵を持たないからだ」と私には聞こえた。要するに議員たちは知恵を持たない集団だということである。仮に二人の参与が深い知恵者だとして遇するには米沢市の組織図で位置を示すべきであろうが、参与の存在は「妾の子」扱いで参与そのものが不満たらたらの状態なのである。
参与の件については、安部の手前勝手な独善で依頼したもので安部個人の経費で賄うべきものであろう。

 ハイライトは亮一議員の質問「-般廃棄物業の許可を出さないのは既存業者13社の擁護策ではないか? この件については市長の口からじかに聞きたい」と市長名指しでありながら吉田環境生活部長が答弁に立った。
吉田部長いわく「毎年家庭系ゴミの量は減っているので13社で十分間に合っている。これ以上、業者を増やせば過当競争になって経費の捻出に困る業者もでて来て”不法投棄”が予想できる。現実に、業者により青森岩手県境に大量の不法投棄がなされた。だから新規の許可は出さないことになった」と答弁した。
伊藤議員は「市長の答弁をと言ったはずだ」と追求食い下がった結果、安部市長はこともあろうに「職員と同じ意見だ」と答弁、時間切れとなってしまった。

 そこで大問題、答弁に事実無根の引用があった。青森岩手県境の不法投棄は「産業廃棄物」に区別されているもので「一般廃棄物」ではないのだ。
違う事例をもって、あたかも許可業者を増やすことが「不法投棄」に繋がるという説明は騙しのテクニックというべき手法であり罪を問われなくてはならない行政の悪である。

 それでは現在の米沢市において、安部市長の言う「業者の儲けが多ければ一般廃棄物の収集が適正に行われ、不法投棄は行われない」という点を検証する必要がある。
 本年2月15日付「米沢市衛生組合連合会」発行、全戸配布の「米衛連だより」舟山文司会長を見ると「これが米沢市内の不法投棄の現状です」とした写真入れの記事がのっている。
不法投棄は個人1千万、法人1億円の罰金とある。このように不法投棄の縛りが厳しくなっていることを全戸に知らしめている。
 環境生活部長と市長が断言するように「米沢市内のゴミの処理は適正に行われている」のであろうか?
何故、不法投棄が歴然として起きているのだ。
 不法投棄せざるをえない裏事情には「処理料が高価安定型」であるからで、13社の既存許可業者が高値安定策で談合の上合意しているからにほかならない。
談合合意が成立するのには安部市長容認の「行政の業者擁護策」が頑固に息づいているからだ。
行政は議会で「嘘の例」をあげて議員の追求を避けるように逃げを打った、が「偽証罪」に当たらないものであるか?
 行政は「ゴミは減った」といい、米衛連は「不法投棄の事実」を訴え、千代田クリーンセンターでは「ゴミは増えた」と言っている。
後者が現実的であろうし、行政のいう「ゴミは減った」は精査が間違っているということになる。

 一般廃棄物既存許可業者13社は「市内からゴミを根絶する目的」にそぐわない活動をしながら市から多額の出費を取得しているのだ。

 伊藤亮一議員の言う「自由な経済活動こそが活性化を生む」が正論なのである。
日本は民主主義国家であり自由経済の社会である。
統制経済の弊害は歴史に実証されているにも関わらず、自分にだけ吹く「自由の風」のもと、市民代表の議員請願採択を無視し、統制経済を容認する安部三十郎に、民主主義はどこに行くのかと限りなく恐怖心を覚えるのは私だけであるか。

「だらしない市長だな、碌な答弁もできないとは情けない」
傍聴席の集約した声であった。

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kage


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