安部三十郎施政の疑惑 ④(指定管理者制度その2)

2015/08/26 (Wed)
安部三十郎施政の疑惑 ④(指定管理者制度その2)約10億円にも及ぶ「新文化複合施設」の管理料が「市直営」か「民間委託」かを議会で審議する前に、特定団体の「公益財団法人米沢上杉文化振興財団」と仮契約が締結されたことの不法性を前述したが、小生が更に疑惑に思う点を述べたい。
第1に、「市直営」か「民間委託」かの判断に「直営で行なった場合と比較して経費節減を図ることができるか。」を勘案するよう定められているが、何をもって経費節減出来る事を確認したのか?。
第2に、管理を「民間委託」にする場合は公募が原則であり、公募によらない場合は次の条件による。
ア 緊急を要し、公募する暇が無い場合
イ 応募する団体がなかった場合
ウ 応募した団体に指定管理者として適当な団体がなかった場合
エ 特に市長が必要と認めた場合
と定められ、ア~ウは公募しなかったので、エの市長の判断と言う事になるが、何をもって公募を避けたのか、又「公益財団法人米沢上杉文化振興財団」へ委託する事がベストであるとする調査データの存在は?
第3に、公募によらない「民間委託」の場合「なお、公募によらないで候補者を決定する場合でも、企画提案書等の提出を求め、施設の所管課において指定管理者としての適否を審査します。」の条文があるが、必要とする企画提案書等の存在は?。
第4に、米沢市立図書館管理のノウハウと実績は市がオンリーワンで、ギャラリー運営のノウハウと実績は芸文協が第1位で有ることに異論はなかろうが、分離発注出来ないとする調査データの存在は?
第1~第4の疑問から、情報公開を求めた結果が次である。

「公文書を有していないため。」とは如何なることか。!!
10億円にも及ぶ契約が、どの様なプロセスで検討され、決定されたのかを意図的に隠蔽しようとしたのか、はたまたなれ合いで何も検討せずに決定したものか、安部三十郎施政への疑惑は増すばかりである。
安部市長は「議会は予算上程の追認機関である」との考えを述べた風評を耳にしたことが有るが、この様な行程で予算承認される議会であれば「議会は予算上程の追認機関」で「市長のポチ」と揶揄されても当然の議員団ではないか。
間もなく9月定例議会が開催され、この件に触れる議員が噂されるので、どの程度の追求が為されるか興味を持って待つ小生である。
【追認】不完全な法律行為を、のちに確定的に有効なものとする意思表示。(大辞泉)

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