落札価格に異議あり!

2003/09/05 (Fri)
入札室はだれもが入場できる公開の場ではない。入室は指名された関係企業社代表か、もしくは代表者に委任を受けた役員または社員という縛りがある。したがって異議ありと手をあげた後藤・金子JV側の和田某は金子建設の社員だが、入札室には同社の代表者から正式な委任状受けて参加していた中野某がいた。が、発言者は入札参加資格のない和田某だったから発言を認めた執行者に問題が残る。いうまでもなく入札とは、各企業体が社運を賭してたたかう聖地であり戦場でもある。それだけに入札には厳正であり何よりも公正さが要求され守られてきた現場なのだ。
それだけに入札後の執行人の落札社発表には万にひとつの落ち度も許されないものであり現実には完璧な発表に疑義をはさむことはなかった。ところが、執行人は「異議あり」と手をあげた者が金子建設の社員であったからか顔なじみの人物であったからか、不用意にも発言を認めたのだ。
執行人の緊張感の不足が拭いきれない禍根を残す結果となった。和田は「執行人によって発表の置賜・黒金JVより、後藤・金子JVの入札価格が低かったはずだ」執行人による落札社発表によって一件落着となる。それが従来 の経過で問題は起こらなかった。

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