米沢市議会「議員会派結成」の裏側事情

2006/01/18 (Wed)
本年13日、新しく市議会派が結成された。大雪の最中の珍事である。九議員を擁し議会最大会派を形成していた菁政会の会派から肝心の遠藤宏三会長が離脱して、共産党議員と同じ「会派に属しない議員」となった。
この菁政会は、遠藤宏三議員を担いで最大会派となり昨年春、議長・副議長・監査委員を議会選出する時に、最大会派の奢りから、3ポストを一人占めしようとして、他会派からの反発を買い1ポストも得られなかった。
したがって、3ポストの振り分けは「議長は翔政会」「副議長は曜鳴会」「監査委員は革新クラブ」にさらわれてしまった。
最大会派をコケにされた腹いせから、6月になって他会派の4議員の国保税未納を探り出し、朝日新聞にリークし報道させ「個人情報の漏洩事件」だと当会より騒がれたことは、市民の記憶に新しいことだと思う。
米沢市が厳重に管理しているはずだの個人情報であるにもかかわらず、朝日新聞が報道したのだ。
そのために4議員は迷惑を被ったが、未払いの事実はなかった。
そこで本会は巷の確実な情報から、職務上から個人情報を知りうる市職員の「遠藤某」が漏洩に加担したことを名誉毀損覚悟でホームページに掲載した。
にもかかわらず、未だに本人からも行政からもなんの反応も無い。市民の個人情報漏洩について市長は市民に謝罪すべきところ、これまた梨のつぶて同様でなんのアクションも起こさない不埒な態度を固辞している有様だ。
助役もまた「職員はだれも漏洩した事実はない。内容を検知できる委託業者もいる」と他に転嫁するようなコメントを返す。
漏洩の事実がある以上、米沢市の信用にかけても行政は責任ある行動を示す必要があるのだが、行政は漏洩問題が時と共に市民の頭から風化するのをトボケた感覚で待っているようだ。が、本会は「個人情報の重要」さを盾に何度も行政を責め立ててきた。にもかかわらず相も変わらず行政は「オッチの屁」の構えである。
さて、漏洩した市職員の遠藤某はこの度会派から離脱した遠藤宏三議員とは縁戚関係にある職員で遠藤武彦議員とも同族だ。
そんな関係から市職員遠藤某を米沢市が「漏洩職員」だとしてあぶり出しできない理由のようだ。
それだけが理由ではない、仮に米沢市の職員から漏洩犯人が出たら行政の責任はどうなる。市長はじめ上司の責任が問われる重大な事件だ。
そこで会派として、攻撃の的になっている「遠藤宏三は爆弾的な存在」だとして会派からの離脱が望ましいと考えた元菁政会は、遠藤会長の追い出しに成功し時限爆弾を抱える危険性から脱却したものと考えるのが素直な見方のようだ。
菁政会は遠藤会長の離脱を機に、会派名も「自公クラブ」として、遠藤会長なき後は枕を高くして眠れることになった。
とまれ、自公クラブと会派名称は変われど、議会内部に巣くう策士議員たちの巣窟であることに変わりはない。

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