やるな!!三十郎 ②

2015/08/11 (Tue)
やるな!!三十郎 ②安部三十郎は12年前「まちなかへ図書館」を公約に市長選に出馬して当選した。
そして数年後、酒井彰氏より「ポポロビルを市に寄付する」との申し出が有ったことで、国の補助金40%を予定しての図書館建設計画が浮上した。
しかし、その補助金制度は図書館のみでは満額は貰えず、市民ギャラリーと併設する計画なら、満額の40%補助金が認められることから、一階を市民ギャラリーとする「新文化複合施設」を建設する運びとなり、その時舞い上がったのが「芸文協」だ。
その頃、市民ギャラリーはポポロビル二階を借りて、その運営を指定管理者として年間1千万円程(正確な金額は忘れたが)の予算で「芸文協」に委任していたが、ポポロビル跡地に新文化複合施設を建設する為、その会場を大沼デパートに移しても、運営は引き続き「芸文協」に委任されていた。
新文化複合施設の建設がポポロビル跡地から「まちの広場」に変更になった時、中部地区住民中心の反対運動が盛り上がったが、「まちの広場は中部地区住民のものでは無い」と、その運動を積極的に阻止しようとしたのは「芸文協」であった。
「芸文協」が反対運動と対峙するあれ程の情熱は、「新文化複合施設完成の暁には指定管理者は自分達に委任され、これまで以上の大きな予算で事業展開が出来る」と期待したからではないだろうか。
それが、施設完成間近となると「芸文協」は蚊帳の外で、いつの間にか指定管理者は上杉文化振興財団に決定となった。
米沢の文化・芸術を愛する「芸文協」は、18年もの間市民ギャラリー運営に努力してきたが、今後はその運営から外され、単なるギャラリー使用者としての扱いとなった現在、その胸の内は如何なものであろうか。
もし、三十郎に「芸文協」の実績を評価する気持ちがあれば、今般のような「蚊帳の外」の扱いは無かったであろうが、彼に取っての「芸文協」はあくまで図書館建設目的の「当て馬」的存在で、図書館建設が決定すれば使い捨てする魂胆であったろう。
これは、三十郎失政の責任を取る形で、短期間に都市計~建設部長~水道部長とたらい回しされ、今年退職した加藤部長の扱いに相通じるものがある。
目的達成には手段を選ばない鬼のようなやり方、「やるな!!三十郎」

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