議会傍聴と経常収支比率

2015/06/22 (Mon)
議会傍聴と経常収支比率6/18定例会は5人の新人議員が一般質問を行なうことから興味があり議場に赴いた。
それなりに勉強努力の跡が見られ、各議員、表現は違うものの米沢市の財政悪化を取り上げ、行政側の善後策を質したが、行政側はいつもの通り具体策を明示する事無く、「のらりくらり」と答弁し、結論を引き出せないまま各人の質問時間は終了となった。
新人議員に限らず、第一回目の質問はある程度内容が有るが、二回目以降の質問になると途端に攻めが弱くなる傾向があり、その対策としては各会派でディベートやロープレなどを行い、能力を高めるべきである。
各議員が問題視した財政悪化の指標の一つに経常収支比率があり、ネットに分かりやすく載っていたので転載するが、御覧のように米沢市は山形県の中で最悪の数値でありながら、平成24年度と言えば、図書館建設に心配する市民から「財政面は大丈夫か?」との質問に、安部三十郎は「心配は御座いません。」と市民を欺き、図書館建設に踏み切った年である。
【www.jichitai-ranking.jp 平成24年度版】より
経常収支比率とは、人件費や公債費など必ず支払いをしなければならない支出に対して、市町村民税などの必ず入ってくる収入が、どの位充てられているかを示すものです。
サラリーマンの小遣い(収入)と、昼食代(支出)に例えると、下記のようになります。
お小遣い20,000円に対して、毎日の昼食代として1食500円×30日分とすると、 経常収支比率は、(昼食代)15,000円÷(小遣い)20,000円×100=75% となり、残りの25%(5,000円)が自由に使えるお金です。
95%以上は総務省の財政運営ヒアリング対象団体ということになります
順位 市町村経常収支比率
1.米沢市 94.92%
2.高畠町 94.10%
3.上山市 93.56%
4.村山市 93.03%
5.白鷹町 92.50%
6.酒田市 91.84%
7.川西町 91.79%
8.河北町 91.59%
9.山辺町 91.00%
10.庄内町 90.49%
11.新庄市 90.32%
12.河江市 90.14%
13.長井市 90.13%
14.南陽市 88.16%
15.舟形町 87.95%
16.東根市 87.84%
17.尾花沢 87.71%
18.大蔵村 87.24%
19.大石田町 86.99%
20.鶴岡市 86.88%
21.天童市 86.82%
22.最上町 86.63%
23.山形市 86.52%
24.朝日町 86.49%
25.中山町 86.42%
26.大江町 85.96%
27.鮭川村 84.88%
28.三川町 83.98%
29.飯豊町 83.00%
30.西川町 82.01%
31.金山町 81.30%
32.小国町 81.20%
33.真室川 80.19%
34.遊佐町 77.44%
35.戸沢村 72.47%
【www.jichitai-ranking.jp 平成24年度版より転載】

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