戦い済んで日が暮れて【その5】

2015/06/17 (Wed)
戦い済んで日が暮れて【その5】◆「ハチのムサシは死んだのさ」(平田隆夫とセルスターズ)
立派に機能している「まちの広場」を壊しての図書館建設に、中部地区の住民が主体となった反対運動が起きた時、小生も趣旨に賛同して運動に参加した。
そして今後の活動方針打合せの席上、「ハチのムサシは死んだのさ」の歌詞をコピーして参加者に配ったのである。
この歌は学生運動家への「鎮魂歌」とも言われている。
歌詞の内容をかい摘めば、「か弱きハチのムサシが、強大な太陽に戦いを挑み、焼かれて死んで麦畑に落ちた」と言う事だが、学生運動家への「鎮魂歌」と言われる所以(ゆえん)は、『太陽は「政府」を、ムサシは「学生運動家」を象徴し、巨大な力を持つ行政庁に、力の弱い学生が戦いを挑んで敗れて麦畑に落ちて死んだが、落ちた衝撃で麦の穂は広く拡散する事により、やがて前にも増して豊潤な収穫が期待出来る。』という意味が込められ、それには「ヨハネによる福音書 第12章24節 一粒の麦 もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」が素案となっているという。
小生は以上の説明を行ない、『我々は「まちの広場を愛する市民の会」で立ち上がった同士だが、市長であるが故に太陽のように強大な権力を持つ安部三十郎に戦いを挑むチッポケなハチの如しである。効を奏する事が出来ないとしても、この運動の後には必ずや、良き方向の「意識改革」が起きるであろう』と反対運動は始まり、死を象徴する白装束で挑んだ「伝国の杜の乱」へ、そして「行政訴訟」と続くのである。
◆ 麦の穂は豊潤な稔りとなるか?
小生等は裁判を通じて安部三十郎の失政を訴え続けてきたが、関心を示したのは政燐会の山村明・鈴木章郎市議だけで有った事は何度も言った。一新会については「借りてきた入れ歯の猫」の如くであると揶揄(やゆ)してきた。
又、議会基本条例に則り行なわれた「議会報告会」では「報告は議会だよりや、インターネットで分かる。それよりもタウンミーティングかパネルディスカッションを開催すべし」と進言してきたが、ここに来てようやく一新会によるタウンミーティングが開催される旨のチラシが舞い込んだ。
一新会は13名で構成されたとあり、この会派から議長が選出されているので12名で議決に臨む訳であるが、12名は議席の過半数を超えるので、一新会が大同団結すれば、安部市長の上程議案を「否決」する事も「可決」する事も可能な会派となった訳だが、小生は13名のメンバー構成に違和感を覚えずにはいられない。
それは、メンバー中2名は「安部シンパ」だし、1名は一新会の意向に背き、議場を抜け出した御仁だからで、うがった見方をすれば、安部は最大会派に「安部シンパ」を送り込み「獅子身中の虫」として内部崩壊を画策したとも考えられる。
先ずは「麦の穂は豊潤な稔り」となる事を祈り、タウンミーティングに参加したい。
【了】

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