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監査という「いかがわしい」権威

kage

2005/09/15 (Thu)

監査という「いかがわしい」権威

 カネボウの粉飾決算に加担して投資家をゴマカシつづけた公認会計士たちの所属する「現・中央青山監査法人」の違反行為は許されるものではない。
この法人は過去にも倒産した「足利銀行」の監査も請け負っていたという。本来、監査役とは権威のあるものであった。が、ここにきて監査人が必ずしも信用に足る人物ではないことが判明した。

 米沢市にも監査委員会という局が配置されて、民間選出の監査委員が一人・議会選出の監査委員一人と、事務を担う市職員によって構成されている。
本来、選出された監査委員2名によって監査報告書が作成されるべきところ、全ての報告書は補助職員の金沢局長の手によって作成されているのが実態である。
したがって、監査委員に質問しても「監査報告書を良く読んでいないのでわからない」などと奇妙キテレツな通事が返ってくる始末なのだ。
民間選出の委員も議会選出の委員もそれぞれに市から、しっかりと報酬を受けている委員であるが、その仕事の大部分は補助職員の手によって行なわれているのが現実である。
そして、委員自らが捺印する報告書は、補助職員の局長により作成されたもので、完全なメクラ判報告書であることがわかった。

 天下の公認会計士らが監査した報告書は信用のあるものに違いない。と、国民のだれしもが疑いの目を向けなかったに相違ない。ところが、その信頼さえ反古にする公認会計士たちである。
 報道によると大企業に関与するほど高額な報酬にありつけることから、営業に奔走する彼らであったという。
カネボウの粉飾決算についても公認会計士たちの「粉飾逃れの策」を授けていたというから、国民の信頼も巨額な報酬の前には何んの価値もないのであろうか。
 ここまで、わが国は腐ってきたのである。歴史が示すように腐敗はトップ官僚や政治家からだとされている。
いわゆる権威ある者たちの我欲を発端として国家は腐敗をつづけるものなのである。
「水戸黄門」が相変わらず高視聴率をつづけている裏には、権威ある為政者の悪政に対する漫然とした忿癒がいまだに残されているからであろう。
 開票まではオタオタした候補者でも、当選と同時にふんぞり返る態度を見てもわかるように、彼らの第一義は「国民や市民のために何をなすかではなく、自分が出世栄達するにはどうすべきか」に極論できる。
 何遍も主張するが「個人情報を新聞社に漏洩した市職員」を、首長の責任において追求し処分できないのか。
 職員が某代議士につながる縁戚関係にある人物であるからか?
行政も議会もおしなべて某代議士の権威の前にひたすらにひれ伏すしか方策は浮かばないというか?
 こんな腰抜けトップや、議員であるならば選挙時に示したあの公約は何んであるのか。実行する気概も勇気もなく当選する手段として、有権者に「見かけだけはおいしい」嘘八百を公約だと並べ立てる各種議員諸君を、おしなべてペテン師集団だと極論されても反論はあるまい。
 政府首脳が選挙中に隠しつづけてきた「増税」や「消費税の値上げ」について衣の下に隠してきた鎧姿を国民の前に披瀝するのは近いことだろう。
官僚の実績と数字の前に一言もない議員たちである。官僚の知識を凌駕する政治家が今までに一人でもおったであろうか。
国民の大半は、主婦が示す家計簿を前に、反発する気概が一言もないのと同意義だとして捉えて問題はないのであろう。

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kage


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