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入院もまた楽し

kage

2005/09/05 (Mon)

入院もまた楽し

 約1ヶ月間の入院を経て昨日退院、本日から事務所で仕事開始だ。
さて、国民の関心は衆議院選の開票結果に凝縮されているようだが、この分だと史上最高の投票率が望めそうだ。
入院患者の関心も高く、病院自体でも期日前投票を積極的に呼び掛けているから、患者同士の会話もおのずと選挙が話題の中心のようだが、「落下傘候補」のいる他地域に関心の度合いが集中して、地元の候補者への関心の低いのはどうしたことだろう。

 地元候補者について、ある患者のいうことには、自民党公認候補のエンタケ事務所にはいつものような覇気がなく、運動員は冷え切っている。
支持者の年齢層が高くなっているせいか、若い民主党の近藤に票が食われて伸びる要素がなく、文字通り苦戦を強いられているのだと語る。
それに加えて週刊誌に遠藤苦戦の記事が載ったことで意気消沈しているのだとも語る。
 さらに遠藤陣営にとって最大のマイナス要因は安部三十郎米沢市長が顔を出したことだという。米沢市長の陣営参加によって、安部嫌いがゾックリと戦列を離脱する現象が止まらないのだとも語る。
 それやこれやで候補者の人柄などにまで話題がはずみ「あの候補者の欠点はなんといっても威張り散らすことだ」ということで午後の回診時間がきてお開きになったが、この度の選挙に関するかぎり他市の選挙結果に関心が奪われて地元の候補者にあまり関心がないのだとわたしには思えた。

 退院を前に堤防に出て河川敷のグランドでサッカーの練習をしている高校生チームの練習風景を、病院内では禁じられているタバコを吸いながらながめていた。
サッカーにはズブの素人ながら、テレビで観戦するサッカーとはえらい違いがあるものだと思って見ていた。たとえ練習だとはいえボールに対する集中力に欠けているのはどうしたことだろう。
まず、ボールを目掛けてダッシュする基本的な姿勢が甘い。舞台人の基本は正しく歩くことにあるように、スポーツマンの基本は走ることである。
ボールに向かう瞬発力もなく自分に回ってきたボールを単にパス送りするだけの行為に、若さもスピード感も感じらないまま院内に戻ったが、回診を待つ間もその光景が頭から離れず「米沢は基本的に指導者に恵まれない町だ」と思えた。
知能も体力も同じような高校生なのに、スポーツならずとも何においても劣性な成績に甘んじているのは優秀な指導者がいないことだと思えた。
練習も長く続ければだれもが肉体的な疲労を感じる。その疲労を克服できずに相手チームに勝つことはまず無理なはなしだ。できるだけ苦労をしないで勝利したいと思うこと自体、すでに負けている意識につながるものだ。
これでもかこれでもかと肉体の限界を超え、努力したチームが勝つのである。勝ちためには勝つための根性と「勝つ」という最後まであきらめない気構えこそが勝利を生むものだとわたしは考える。その気構えを育てるのが日々のボールに向かう真摯なダッシュ力と相手に向かう闘争心なのであろう。
無論技も大切な要素ではあろうが、相手を恐れない闘争心にこそ勝機を見いだす要素が潜んでいるのではあるまいか。

 舞台が専門のわたしに、スポーツの何がわかるかといわれそうだが、高校野球をテレビで観戦して、思いあたることは、おのずと目標に差があるということである。
一度は甲子園に出て見たいものだとする球児と、目標を甲子園で優勝することに絞っている球児たちのボールの速さ、ボールに向かうスピード感はまるで違うのである。
それらは卓越した指導者の勝つための理論と苛酷な練習量にあるとしか思えない。

 わたしは舞台の役者に向かって常に言っていることは「少しは人に誉められるような演技をせよ。泣くならば稽古の厳しさに泣け。それが舞台人の心意気というものだ」と言いつづけてきた。米沢での舞台活動は断念したが、そのわけを本音で語れば稽古の苦しさに耐える根性をもった舞台人がいないことに尽きる。

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