何処も彼処も

2005/08/03 (Wed)
何処も彼処も昨日の夕方、千葉県松戸市の住人から電話が入った。
話は、水道局と住民との抗争が長年続き、一緒に闘った多くの同士も一人抜け二人抜け、今は1~2名となってしまい、行政の権力のもとに押し流されそうな現況の時、当会の活動をインターネットで見て、松戸市行政の理不尽な対応に何とかならないかとの苦情と相談であった。
松戸市と言えば"すぐやる課"を昭和44年に発足以来、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、市民要望にスピーディに対応する、開かれた行政団体であるとの認識を持っていたが、所詮"御役所仕事"の域を出なかったようである。
御役所仕事といえば「一般廃棄物収集運搬業の許可」である。
許可を求める業者の十数年来の要望に、昨年6月議会に於いて小島卓二議員は「出すのか、出さないのか」と鋭く質問、吉田環境部長は「出す方向で検討する」と答弁した。
そして今年1月の市政協議会において許可を出すのは"平成17年4月1日"を目指すと当該部長は明言した。
にもかかわらず、8月になっても許可を出す気配は無い。
その理由を問うと「許可を出すにあたり県に相談しなければならない事項が有る」と答える。
ならば米沢市情報公開条例により「県に相談した日時と回答」を求めたところ次のようである。
県が回答した日 平成17年1月26日
回答内容 「一般廃棄物行政については、市町村の自治事務で、県の指導監督権が及ばない」
環境生活課が許可を引き延ばしてきた理由、すなわち「県に相談しなければならない事項」「クリアしなければならない法的問題」の何れも存在しなかったのである。
市民にウソをついてまで許可を引き延ばさなければならない理由は何なのか?
現に、当市における一般廃棄物の処理料が他市に比べて割高であるとの苦情を耳にするにあたり、既存許可業者13社の利益を優先するのでは無く、如何にすれば市民の利益になるのかという観点からの発想が必要であろう。

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