「市議の滞納」は、いかにして確認されたのか?

2005/07/29 (Fri)
「市議の滞納」は、いかにして確認されたのか?朝日新聞の報道によると昨日開かれた「米沢市議会倫理推進委員会」で複数の議員の滞納を確認したとあるが、小生が傍聴したかぎりでは確認はされなかったものだ。なぜ、朝日新聞だけが確認と断定するのであろうか。朝日新聞はこの問題をスクープした経過から、詳細なデーターを持ち合わせているはずだ。それを人ごとのように「複数の滞納議員を確認した」と報道するのには疑義が深まるばかりだ。複数とは4議員を朝日は指すのであろうが、朝日にリークした肝心の「菁政会」にも1議員がいたことを隠しているようだ。問題の1議員については「菁政会」所属議員が発言している。
正副議長および監査委員の3席を要求するする「菁政会」に対して、各会派が硬化し、あげくのはてに「菁政会」の3席は否決された。そこで会派会長の遠藤宏三議員を中心とした「菁政会」メンバーは報復手段に出ることにした。
そこで他会派にダメージを与えるべく謀議を企てたものの「菁政会」所属議員の中に「未納議員」がいたことに気づいたものだ。それでは作戦にならないとして自会派の未納議員の事実を隠蔽するために会派が納入した上で、朝日にリークしたものであることが議員らの証言でわかっている。
未納・滞納議員とはいえ、期日までに完納していることから「滞納議員」よばわりはあたらない。それでも倫理委員は執拗に詮索することを固めたようだ「16年度は納入したとしても、15年度の支払い情況を精査する必要がある、会に戻って次回までに議員名と実態を報告する」として閉会になった。が、「滞納議員」と並んで「個人情報を漏洩」し、その個人情報を依頼した菁政会がなんの目的に使うかを職員は知ったうえでの情報提供であろうと思われる。
次回の滞納議員の名を公表するならば、噂の「菁政会」議員の名前も加えなければ片手落ちということになり、平等観念に著しく欠けるものとなる。
また、行政は漏洩したと思われる市職員のE・Mなるものに対してなんらかの責めがなされないのでは「市民に対する説明義務」は果たされまい。
「議会倫理推進委員会」の名誉に賭けても今般の職員疑惑を明確にすべきだが、当局との関係から「漏洩職員」を不問にし、議員名だけを市民に曝すのでは大人の解決とはいえない。
謀略に失敗した「菁政会」山村委員だけが「1年以上も滞納した議員がいるのではないか」と、執拗に食い下がり、どうしても議員名を白日のもとに曝したい考えのようだ。しかし、遅れたとはいえ納入した議員に対して失礼な行為で、余計なお世話だといわれそうだ。
「菁政会」寄りの某人間が小生に「滞納議員名」を出すように要請してきたが、議員の名前の公表よりも「市職員の個人情報漏洩の方が重大だし、漏洩の事実を以て市民に公表し、他会派にダメージを与えるべく画策した「菁政会」の議会態度に大いなる疑義があるとして掲載を否したものだ。
安部市長はこの問題を真摯に受けとめているならば「個人情報漏洩」問題をつまびらかにする義務があるはずだ。
市長としての責務をどう果たすおつもりか?

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