公約は膏薬にあらず

2005/07/27 (Wed)
公約は膏薬にあらず安部三十郎市長が公費を使って海外視察に行くと各社が報じている。
市長の海外視察のために公費を使うことには、市民のだれしもが反対するものではない。が、こと安部三十郎氏の場合にはスンナリと承服できないわけがある。
市長立候補の際、彼は市民に対して「公約」したことがある。
市長専用車の廃止と、公費を使った海外視察は無駄だと決めつけて、有権者の審判を仰いだはずである。
市長専用車は廃して売却したが、海外視察の費用には公費を一切使わないと言ってきたことが パフォーマンスだけの選挙戦術であったとすれば「市民を愚弄するのもいい加減にしろ」と市民は激高するどころか、市長の手前勝手な言動に呆れて、ものも言いたくない心境のようだ。
佐藤病院進出を阻み、わが国では初めての、公的な施設を使用しない成人式など、やることなすことに意味はなく無駄が多い。
選挙用の旗印「自由の風」は手前の方にだけ吹かせているだけだ。市長室入口に掲げてある旗印はいち早く撤去せよ。一人悦に入っているようだが、米沢市の恥部行為だと思えないほど頭脳が弛んでいるのであるか。
「公約を修正する時は市民の了解が必要」だとして「市長コラム」で公約の撤回について説明している。と言うが広報で知らせたからイコール市民の了解を得たことにはなるまい。
市民が了解したかどうかは次期の選挙で答えがでるものだ。
市長就任時には「合併問題のアンケート」を実施したが、それは実のない無駄金の使用だった。
以後も数々の失政つづきで米沢市はかぎりなく疲弊の道を歩んでいる。統括力・事務能力・政治力のどれにも欠けた市長をもった市民は哀れなものだ。
安部派の議員いわく「もうアイソがつきた。リコール運動が起こらないか」と心待ちしているような節操のない不埒な奴もいる。革命的な戦士が米沢に誕生し育っていれば「市長のリコール」は成立していただろう。
いずれも、数々の市職員の不祥事は管理能力に欠ける、首長の責任であることは論をまたないが「いつまで続くぬかる溝」である。

議員の「倫理を問う」倫理委員会を傍聴した。≪ | HOME | ≫「市内有力者たちの市税滞納番付」が暴露された事件
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