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議会千夜一夜物語[国保・介護保険未納]漏洩事件の真相を暴く!?

kage

2005/07/21 (Thu)

議会千夜一夜物語[国保・介護保険未納]漏洩事件の真相を暴く!?

 米沢市議員は共産党を除き、大別して4会派に別れる。
まず、最大会派は遠藤宏三会長の率いる9名の議員で構成する菁政会。
次いで第2の会派は議員数8名を擁する鳥海茂太会長の翔政会だ。
それに次いで第3の会派が嚶鳴会の5名で佐藤俊弘議員が会長だ。
そして革新クラブの4議員の会派で会長は佐藤伊左エ門議員だ。
残る2名の議員は共産党議員で会派名はない。

 以上の各会派の議員数を頭に叩き込んで「議会千夜一夜物語」を読んでいただきたい。

[親善ソフトボール大会の取り止めのこと]
 はじめに、菁政会選出の川野裕章議員が議長で、県会議員の親善野球大会の選手派遣費用が問題になった頃のことである。
議長の川野は時期が時期だけに、いくら親善だとしても取り止めるべきであると結論して、親善ソフトボール大会の参加を取り止めた経緯があった。

[議長選出の談合会議と親善ソフトボール大会の再開]
 ポスト川野議長の次期候補をめぐり、菁政会と翔政会との合同で談合が行なわれた時期のことだ。
9対8の会派同士の談合だから、数の論理からすれば当然ながら9議員を擁する菁政会が主導権を行使するが、話し合いがつかず、無記名投票で決着をつける事となり、開票の結果は菁政会から造反議員が3名出たため、翔政会の五十嵐謙一が議長候補に選ばれ、菁政会からの山村明が敗退した。
 しかも五十嵐議長は「親善のためならやるべきだ」として、二市五町の親善ソフトボール大会を復活した経過がある。菁政会から参加する議員がなくて翔政会主導の参加となり、以後、両会派にはギクシャクした関係ができていた。

[今春の正副議長選挙と監査委員の選出]
 翔政会の作戦は、菁政会を蚊帳の外におく3会派連合対策を敷き、翔政会から議長候補に須藤紘一議員を、副議長候補に斎藤春美議員を決め、革新クラブの高橋義和議員を監査委員に割り振ることにした。
 最大会派の菁政会に割り振られた席は、佐藤忠次議員の予算委員長がたった一つという完全な敗北を期したのである。
 ある議員の告発によると、怒り心頭に発した菁政会会長の遠藤宏三議員が残した言葉は「このままで済むとは思っているな!」との捨てゼリフで、何を意味するのか後味の悪いものに聞こえたと語る。
 まさか、議会を揺るがすような「国保・介護」保険未払い議員をあげつらう作戦に出るとは議員たちのだれしもが思ってもみなかった。
 「個人の情報」を菁政会議員のだれかが朝日新聞にリークしたものとされているようだ。
報道によって世論は未納議員の名前探しに狂奔していくことになり一時は騒然となった。

[菁政会会長遠藤宏三議員の報復?]
 最大会派の会長として、正副議長および重要ポストの一つも取れなかった遠藤宏三会長はよほど悔しかったものであろう。メンツが丸潰れにされてしまったのだ。この怨念が前述の捨てゼリフとなったものであろう。
 遠藤家は遠藤武彦代議士の親戚であり、念願の最大会派の会長にまで昇進することができた。議長職に手の届く位置に登りつめた今、正副議長および監査委員獲得の失敗は、将来に汚点を残すものであると考えた遠藤宏三議員は、他の会派議員を落とし入れる作戦に出た。
 それには、議員仲間の日頃の会話から自然と耳に入ってくる国保税未納議員を暴き、広く天下に知らしめて未納議員を市民たちに糾弾させる方法だった。
 それにはまず、自派の議員の中に未納議員がいないことを確かめる必要があった。幸いにも未払い議員はいなかったことを確かめると、さっそく他3会派の実情を調べるのである。

[議員の未払い情況を調べることの可能市職員は50人?]
 公務員には個人情報を守秘する義務が法によって定められている。が、守秘義務を犯せる立場にある市の職員は50人足らずだ。
 その50人足らずの職員から議員未払いの情報が漏洩したことは間違いのないところだが、問題は法を犯す危険性を承知でデーターを遠藤議員に流した職員とは一体だれなのか?

 問題の根源は公務員の守秘義務を犯した職員の追求にある。
国保・介護課には課長以下36名の職員がいて、それぞれ分担された職務について働いている。他に税金に関する税務課員などは無理すれば未払い議員を特定できる立場にはいるが、これらの職員たちにとって無意味な行動で法を犯し、処罰されるのを望むようなノー天気で物好き職員がいるとは考えにくい。
 だとすると国保・介護裸の36人の職員に絞り込んで考えてみよう。
後藤課長以下職員たちは「公努員には守秘義務が法で定められている」と取材にはコメントを頑ななまでに避けている。が、36名いる中の職員のうち、限られた1職員だけが禁を犯したものだと考えるのが順当であろう。

 そうこうしている時、ある議員から以外な情報が飛び込み、市職員のE・M(ここでは名前を秘す)の存在が浮上してきたのである。

[E・Mなる市職員の正体を探る!?]
 一昨年暮れに、市中にバラ撒かれた数枚の写真をご記憶の方がおられると思う。
写真内容は前市長夫妻・前助役夫妻に加えて前建設部長夫妻が、除雪事業を行いたいと希望する業者の「そば接待を受けている写真」だ。
 すでに市長選挙に向けて米沢市全体が発進している時期のことだった。佐藤忠次議員がその写真集を議会でバラ撒いて高橋前市長を激怒させたものだった。
 結果として接待側の業者は除雪作業を請け負ったが、問題の写真を撮影したのが、当時除雪課にいたE・M市職員だったと議員はいう。

 問題の市職員は遠藤宏三議員の親戚であり、遠藤代議士とも親戚同士であった。その職員が除雪課から任務替えによって、2年前から国保・介護課で収納係として在席している事実を掴んだ。

 名誉棄損を覚悟の前で書くが、彼は遠藤宏三議員と親戚で現市長側についた職員である。しかも、36人の中の個人情報を精査できる立場にあった。
 遠藤議員は議員内で噂になっている、おぼしき議員を特定し、未払いの事実を確かめるべく彼に依頼したものであろうことが容易に想定されるものだった。

[各会派に均等にいた未納議員たち]
 遠藤宏三議員の作戦は見事に功を奏した。朝日新聞朝刊が大見出しで報じたのである。一番びっくりしたのは新議長に就任したばかりの須藤紘一議長だった。
 国保・介護課にしかない個人情報が漏洩した事実関係を追求する以前に、議会の権威を失墜させた責任の重さにとらわれていた。

 新議長の立場を考えると同情にたえないが、未払い議員の代表陳謝は事実を精査した上ですべきだった。
 議長は新聞報道をあまりにもまともに受け過ぎ、気が動転して、職員が個人情報を漏洩した行為の重大さに考えを及ぼす余裕はなかったものであろう。
市民に向かって陳謝することの一念に凝り固まっていたようだが、職員の守秘義務違反は刑事罰の対象となり、市職員の職さえも失いかねない事件である。
議長のとるべき態度は、まずもって漏洩の事実調査に専念すべきだった。

 一方、遠藤宏三会長は自分の会派、菁政会を除いた他の3会派に均等に未払い議員が名を列ねていたことに、おそらく快哉を叫んだことだろうが「天に向かって吐いたツバは本人の顔を直撃する」と故事にあるように、漏洩事件が追求されることによって、痛いしっぺ返しを受けることに思いは至らなかったものか。

遠藤宏三会長の作戦はズバリ図に当たったかに見えたが、未払い事件の哀れな終幕となりそうだ。

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