ある料亭のはなし

2003/12/20 (Sat)
師走18日といえば忘年会などで料亭のかきいれ時だ。宴会場所も限定されているから予約されていれば当然、部屋が塞がっている理由で客の注文を受けない。ところが市長選挙の開票前に市役所から18日の宴会予約が入っていた。その数30席分、料亭は宴会場をあけて待っていた。二日前になっても連絡がないので確かめたところキャンセルしてくれという。材料も仕入、仲居さん数名の手配もすでに済んでいたところでのキャンセルである。顔には出さないまでも困惑している様子が伺える。予約の電話を受けた従業員がまず困った。
開票前からの予約だというからには、高橋市長の退任と大久保新市長の歓送迎の宴席ということであったろう。新市長に擦り寄らんとした茶坊主職員の限定28人の衆が企画した宴会なのであろう。が、大久保落選、高橋院政の瓦解によってゴマスリ宴会を開く理由がなくなってしまった。そこで料亭に連絡さえすれば、別の宴会に部屋が使えて料亭に損害を与えずに済んだであろう。ここに公務員の奢りが見え隠れする。宴会の予約を女性職員に命じながら後は知らぬ顔、いったい責任者は誰だったのだ。万事がこんな無責任態勢の世界で息しているから、児童扶養手当の過払いを起こしても責任を感じないのだ。

拝啓 安部新市長殿≪ | HOME | ≫児童扶養手当過払いに多数のメール
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