誓願採択をも無視する吉田環境生活部長

2005/07/12 (Tue)
誓願採択をも無視する吉田環境生活部長永年にわたり、一般廃棄物収集運搬業の「許可」をもとめて止まない業者が米沢市内に10社ほどある。が、依然として「許可」を出す方向に向いていないようだ。
吉田環境生活部長は議会答弁でも「出す方向で検討している」と言い、業者説明会場でも「6月をメドに出す」と明言しながら実行しようとはしていないのだ。
なぜ発言にブレがあるのか? 理由は市内13社の軋轢と応援にかけつけてきた全国からのオルグに桐喝されたこと、さらに先月、既存業者団体の全国大会が米沢市文化センターで開催されるなど。標的は新に許可業者による業界への新参入を間接的に阻止する意図があったと考えるのが正論であろう。
「業界への新参入によって、既存の業者に倒産などの不幸がおとずれたなら米沢市に弁償問題が発生するかどうかを検討中だ」と、担当部は時代錯誤ともおもえる論点を持ち出してきた。
「現在、2名の弁護士と相談中」だと返してくる。
「弁護士の名前は?依頼して6ケ月も経過しているのに、見解を示せない弁護士とは、無能な弁護士である。まして、依頼した弁護士に対して見解の催促をしない怠慢をどう考えるのだ」と、追求しても黙秘権を使って沈黙するだけの行政担当者たちである。
「一般廃棄物収集運搬業の許可を求める」誓願が6月議会で採択された後の会談でさえ、以上のように一歩も進展しない黙秘権行使がつづくのが現況である。
ところが、本年一月の市政懇話会の記録が本会の手許にあるが、記録の中では吉田部長は「平成17年4月に許可を出す」と発言している。が、「私は4月に出すとは言っていない」と発言記録さえも否定する。
なぜ、これだけの言質にもめげず吉田部長が「許可」を否定するのか?いや「否定しなければならない理由が他にあるのではあるまいか」それは、度重なる既存業者の圧力であるか、全国から集結した業界オルグたちによる恫喝であるか、さらに米沢問題を意識した「業界の全国大会」の圧力であるか。
巷では「吉田部長の理由なき頑なさの裏には買収策の介入ではあるまいか」という、うがった声が蔓延しているのだ。それは公務員としての生命線である。
また、古紙問題、許可問題に熱心な市会議員が「この問題から手を引かないと命の危険がある」として古紙・許可問題から手を引いた議員がいることは確かだ。
命の危険を感じさせながら、外で圧力をかけている人物がいることも確かなようだ。議員に恐怖感を与えるなどして「既存業を守ろうとして他に解放を許さないというには、この業界がいかに甘い汁に温存された業界であるかの証左なのであろう」
民生委員会で発言に立った伊藤亮一議員は「自由競争時代にそぐわない既存業者の圧力をめげず、米沢市民のために新たな許可を出すべきが行政の責務である」と論破し、議会本会議場で共産党を除く全員一致で誓願を議会が正式に採択したものである。
議会の採択すら無視する吉田環境生活部長であれば何をかいわんやである。とまれ!たとえ吉田部長が拒否つづけるにしても、法的には米沢市長の権限である以上、吉田部長には権限はないのだ。
問題の許認可権の真の保有者は安部三十郎にある。問題が表面化して1年半は過ぎた。無駄な時間がむなしく過ぎる点においては「北朝鮮との対話」に似たようなもので「のれんに腕おし」状態がこれからも続くのであるか。

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