児童扶養手当過払いに多数のメール

2003/12/18 (Thu)
各報道機関の既報、米沢市役所福祉課が五年間にわたって児童扶養手当が過払いされていた問題について市民から数多くのメールが届いている。直接の関係者の声もある。本年2月頃から問題が起こっていたようだが、再発防止の是正にはダブルチェックで対応しているから問題は起こらないと時の三宮課長が自信をもって言い切っていたという。が、再発した。過払いの1250万円については最高責任者をはじめとする関係職員の責任として支払うべきだとする意見が圧倒的である。昨年度も介護保険の使込み事故がありその処分については明らかにされていないが、六中の体育館入札間違い、はたまた今回の過払い事故の発覚である。問題は公務員の仕事に対する緊張感にほころびが出はじめてきたという意見が圧倒的なことである。通常の職場ではミスに対して処分は厳しいものである。たとえ1円の使込が露見した場合でも、即刻クビが飛ぶ。その点では銀行がことさらに厳しいものだ。過払い事故については受け取った家庭に返還を求めず市費を補填して済まそうとしているキライが見えるが、市費は私費ではない。不況の風に流されながら市民が必死で収めた税金である。簡単に市費を拠出して市職員の怠慢が発生させた事故に蓋をすべきではない。 1,250万円といえば市内従業員六人分の年収に匹敵する金額だ。公務員とはミスに関してかくも寛大な処置に恵まれるものであるか。この甘えが次の怠慢と事故に結びついていくものだということが市長には思い至らぬものであるか。
今朝の新聞は、小国町町立病院が滞納していた消費税の支払いを関係者個人の責任として支払うべきだとして町議員が議会で発言したと報道している。
ただでさえ公務員との待遇の格差是正が求められている現在、公務員の責任を明確に市民に示すべきである。自己の責任を認識し、市民が納得できるようなキチンとした後始末が出来なげれば公務員を批判する声が増大するであろうことが予想されるからだ。

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