6月議会の民生常任委員会「一般廃棄物収集運搬業」に新たな光明。

2005/06/21 (Tue)
6月議会の民生常任委員会「一般廃棄物収集運搬業」に新たな光明。小島卓二・伊藤亮一・木村政信の紹介議員による「一般廃棄物収集運搬業の許可を求める」誓願が、20日10時より開会された民生常任委員会(菊地富蔵委員長)において採択された。
そして最終日の本会議の議会採択を待つことになった。
環境生活部は、再三にわたる小島議員・佐藤議員らの議会質問に対しても「出す考えだ」と答弁しながら、頑なに「許可申請」を長期間にわたって阻みつづけてきた。
理由は「許可を出さないことは違憲ではない」とした松任市に対する最高裁判所の判決を楯にとって論戦を挑んでいた環境生活部だった。が、最高裁の判決はいわば、その地域首長の裁量で許可を出すことも、出さないことも違憲ではないという判決だった。ちなみに一審二審ともに「許可を出さないことは違憲」だとしている。
環境生活部長は「出さないことも違憲とはならない」とする文言をいまだに許可を出さない楯としてきたのである。もうひとつの原因は既存業者と他市から参じた応援部隊の恫喝に尻尾をまいたことらしい。「我々は市の許可のもとに仕事をしてきた。が、新に許可業者を出すことによって我々が倒産するようなことになったら、市が弁償するという確約を出せッ」激しい恫喝がつづいたようだ。
ならば、誓願の議会採択の暁には洞喝した既存業者に対して、生活環境部課の逃げ場もあるだろう。議会の採択にはそれなりの重みがある。議会採択を蹴るには行政としても市民の総意に逆らうわけだか尋常な理由ではすまないことになる。
ところが、本会(市民団体・鬼の会)が提唱する「従来まで無償提供していた分別資源物を、相場で業者に売却すべきだ」を環境生活部がとりあげた結果、本年度までに業者から4000万円の歳入が実現したことの経過がある。
したがって、民生常任委員会で「自由競争の世の中だ」と述べた伊藤亮一議員の見解は常識的だが、採択に効果をあげたと言っていい。
いずれ、議会の最終日をまって議会の誓願採択の実現を待つより他はないが議会筋では満場一致での採択になる模様だといわれている。許可希望業者にとって暗闇に一条の明かりが点った瞬間だった。
市民は主張すべき時は堂々と主張すべきである。それが民主政治を正しく育てることにつながるのだ。

市職員は駐車料を払うのが常識。 ≪ | HOME | ≫議員たちの行政革命感覚に期待する。
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