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いまさら怒り狂っても仕方がないが 「官僚の特質」

kage

2005/06/09 (Thu)

いまさら怒り狂っても仕方がないが 「官僚の特質」

 「官僚は上に弱く下に強い」官僚は優越感と選良意識に凝り固まっているから、愚かな民衆は自分たちが教導しなければ何をしでかすか判らないと眼を光らせている。
ひたすら頭を下げてくる卑屈なご機嫌取りには便宜を計ってやるが、独立自尊の気概を以て事業を起こすという可愛気のないタイプには、手をかえ品をかえ意地悪の限りを尽くす。
 人間にとって痺れるような快さは立場の弱い者を苛めて窮地に追い込む手練手管の陶酔である。一応は合法の埒内をゆき筒一杯の権限を行使して他人を押さえこんだ時の楽しさはたとえようもない。優越感と権限が化合すれば意地悪という毒ガスが発生する。
 わが国における官僚組織が如何に国民を圧迫し苛めする本性を発揮してきたかの実情を知るには星新一著「人民は弱し 官吏は強し」(新潮文庫)ただ-冊を読むのみで足る。

 政党時代の官僚は中立を守らず、寧ろ積極的に走狗(他人の手先となって働く人)となった。陰に陽に選挙干渉の手筈を講じて政党に奉仕した。
あきらかに国民の投票行動は冷たい眼で監視されていたのである。網の目に包み込まれているという欝陶しい気分が自然に有権者を卑屈にした。
卑屈な姿勢を強いられると人の根性は賤しくなる。それほど雁字搦めにされているのなら、いっそ施しにあずかろうではないか。
 もし、当時の官僚が政党に中立を保持していれば、昭和史の趨勢は大きく変わっていたであろう。と、谷沢永一氏は著作「人間通」(新潮文庫)で語っている。

 中央官僚には比べようもないが、地方のこっ葉役人にしても体質は似ているものだ。
市民は彼らにとって「あくまでも愚かな民衆」であるに過ぎない。この奢りは税金を食って息をしている怪獣たちには消えることはないのだ。
まず、仕事上でのミスを素直に認めようとしない体質がそれだ。
たとえ市の収入となる仕事上の段取りがあったとしても「休まず、遅れず、仕事せず」の役人三原則を守って、行動を起こそうともしない。
「前例がない」「予算がない」の一点張りで公務は勤まるのである。
「決まり切った報酬だから、余計に働いたからといって収入が増えるわけじゃねえ。それよりも失敗した時の叩きが恐ろしい」と言い訳をし「能力に欠けるから」との謗りに対する防戦を最初から張って構えているのだ。

 古紙問題にもデタラメがつづいているが、議員の多くはなぜか腰の引けた対応に、どうも広域にドク饅頭の被害が拡がっているのかと疑問しきり。
 議会に「一般廃棄物業」を許可するよう請願が受理されたが、はたして採択がなされものかどうか6月の議会を注視し、ドク饅頭議員とドク饅頭の洗礼を受けていない議員とを区別することが必要となる。
市民の眼で確かめるためには議会を傍聴することだし、6月の議会は市民の注目する議会となるだろう。

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