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なぜ出さぬ!「一般廃棄物処理業の許可」(2)

kage

2005/05/27 (Fri)

なぜ出さぬ!「一般廃棄物処理業の許可」(2)

 許認可権を持った担当部課は、許可を求める市民または業者に対してとかく厳しい対応をするきらいがあるものだ。
一般廃棄物業はだれでも簡単に出来るものだが、市民から廃棄される生活系ゴミについては許可を必要とする。

 たとえば一般廃棄物業者がホテルやスーパーなどの廃棄物を求めたとする。
特にスーパーからは大量の空きダンボールが排出されるので、業者の多くは排出されるダンボール類を求めてスーパーを狙うのだが、排出する側のスーパーとしては業者が求めるダンボール類と同時に調理クズなども一緒に処理してくれる業者の方が便利だとして、必然的に許可を得た業者に依頼することになる。
「許可」を持たない一般廃棄物処理業者はお目当てのダンボール類を貰うためには「生ゴミ」も処理しなければならない。
ところが千代田クリーンセンターでは、許可業者以外の業者が持ち込んだ生ゴミの処理は拒否するという態勢で車はゲートをくぐれないシステムになっている。
そこで許可をもたない業者は仕方なく「許可業者」に頼み込んで処理してもらうことになる。
ところが「許可業者」は足元をみて処理料をすこぶる高値でもって引き受ける。
ここらにスムースに事がはこばない理由の一つがある。

 米沢市内には「許可」を持った業者が13社あるが、中には許可をもちながら稼働してない業者もいる。問題になっている「許可性」とは、生ゴミを千代田クリーンセンターが処理を引き受けてくれるか拒否するかの問題だけである。
 簡単なようだが、許可を持った業者と許可をもたない業者との実際の比較は、一般的に市民の不要物を処理する費用に大差が出ていることだ。これは市民にとっては迷惑な話で経済的にも負担が大きくなっているという悪癖をどう是正するかにかかってくる。

 この「許可」をめぐって昨年度の6月議会で小島卓二議員の質問に答弁した吉田環境生活部長の文言は議会議事録に載っているが「許可は出す方向で考えている」と明言した。
さらに本年1月に開かれた「一般廃棄物業者の許可説明会」の席上において当該吉田部長は「産業廃棄物処理業者に限定して許可を出す考えで進んでいる」と質問に答えている。
さらに「6月をメドとする」と明言した。
 ところが約束の6月を目前にして「法律の定めるところでクリアしない点があるので、それまでは許可は出せない」方針に変わっていた。
法は「許可を出すか否かは市町村長の裁量による」と有り、クリアすべき法の縛りは無い。
6月の文言・1月の文言に対する責任はどうするのか?

 議会答弁をコケにするのは重大な「議会の軽視」であり、説明会での文言は不届きな「市民軽視」とはならないのであるか。
これを以て議会は担当部を追求し市民を納得させる義務があるはずだ。
市民の負託を受けた議員は公人である。公人であるからには市民の疑問と要求に応える責任の重荷があるはずだ。

 本来、議会が成すべき仕事を「鬼の会」の提言と指摘によって「資源物無償提供廃止」となり計4,000万円也が米沢市への収入として実現したではなかったか。

 今朝の朝刊には議員の1割が税金を滞納している記事を目にした。市民にとって誠に恥ずかしい公人の実態であった。

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