少年遊びやすく 学成り難し!?

2005/03/19 (Sat)
少年遊びやすく 学成り難し!?財団法人「一ツ橋文芸教育振興会」と「日本青少年研究所」の調査によるもので昨年秋、日・米・中の高校生計3,600人を対象に実施。
勉強や生活、国に対する意識などを聞いたところ、「自分の将来は輝いている」と答えた高校生は、米国46%・中国34%に対し日本は24%であった。
逆に「あまりよくない」10%、「だめだろう」が6%で、米・中を大きく上まわり悲観的な見方が強い傾向にあることが見られた。と新聞は報じている。
将来への備えについて尋ねたところ米中ともに「今からしっかり勉強しておくべき」が多かったが、日本は若い時は将来のことに思い悩むより、その時を大いに楽しむべきだ、が半数を越えた。
「今一番したい事」も米・中と比べ「好きなように遊んで暮らす」「何もしないでのんびり過ごす」が目立ち「日本の若者が"いかに生きるか"について明確な理念を持っていないことを示す結果となった」と同研究所。
平日に学校以外ではほとんど勉強をしないという日本の高校生は45%と1980年度の調査を大きく上回った。この数字は米・中とくらべても突出しているという。
昨年末公表された国際学力調査結果でも明らかなように「学習意欲の低下」が深刻な状況にあることが裏付けられた。
一方、国に対する誇りを強く持っている高校生は米・中いずれも29%だったに対し、日本は15%にとどまり、米・中の50%前後が「誇らしい」と答えた。
国旗、国歌についても日本は「何も感じない」が60%前後を占めた。このほか、ボランティア活動は、米国の32%、中国の28%が「現在参加している」と回答したが、日本はわずか5%、両親参加率も圧倒的に低く家族そろって社会貢献が不十分という結果だった。
家庭で決めているルールについては、日本が「食事のマナー」と「門限」であり、米国は「家事の手伝い」「決まりに反した時の懲罰」、中国は「勉強」と「お金の使い方」が目立ち、しつけのポイントに各国の特色が表れた。
数十年前までは、日本の学力の高さが日本の誇りであった。この堕落さは何を意味するのであろう。土日を「ゆとりある学習時間」だとして週5日制になった。一体、勉学しなければならない時期に「ゆとりある学習」とは、何んと呑気な科学文部省の政策であるか。
鉄は熱いうちに打つものであろう。しつけも「みつ児の魂百までも」というから、しつけは幼児の頃に終わっていなければならぬものであろう。わが子は可愛がるだけではすまない。
ペットを飼っている人は多いが、ペットに引きずられるようにして散歩する人の多いのに驚く「しつけ」がキチンとなされていれば、ペットは散歩するに飼い主の前には出ないものだ。かように「しつけする」時期を逃しているのである。

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