再び、再生古紙売却問題

2005/03/09 (Wed)
再び、再生古紙売却問題本会のインターネットによる古紙究明問題からアクセス数が13万を数えようとしている。無論、既成古紙業者の回し者軍団による的はずれな大量の書込みもカウントしてのことだが。
さて、行政とは頑固なほど自分たちの領域を守ろうとする気概に燃えているものだ。武家社会で庶民を軽蔑しきった「斬り捨て御免」の思想が現代にも生きているかのように錯覚さえも感じさせる公務員の由々しき言動がつづく。
米沢市民のみなさんに知っておいていただきたいことがある。現実に行政側が抱えて未だに是正するどころか、来期も同じ業者に再生資源物の収集運搬を随意契約の形で依頼することになりそうだからである。
米沢市民の財産である「再生資源古紙」が、米沢市の手から離れて当該協同組合側に渡る条件が契約書に明確に記載されている。
記載内容は「協同組合員によって市内から収集運搬された資源物は、下新田にある資源分別センターの計りで総量を計測した上で、米沢市から当該協同組合の手に委ねられる」ことになっている。
ところが総量を計測しないまま個人企業であり問題の買取り価格の低い「山形古紙回収」に直接搬入している事実が判明した。これらの行為は重大な背任行為であり担当行政は厳重な抗議をすべきだった。ところがこれらの行為に対して是正するように勧告しただけで、またもや当該業者との随意契約をしようとしている。競争入札などの経済原則を無視してだ。
問題は総量の計測をしていなかったのであるから、今もって古紙は米沢市民の財産だといえよう。その量と価格はいかほどのものであるか。想像を絶する価格であるに違いない。米沢市民はその膨大な価格を業者から取り戻す権利がある。
だが.行政には全くその気はなく、監督不行届きの責任にも希薄な状態が現状だ。
ましてこのような行政と業者間にある不透明な行為を是とした監査委員は逃げの一手で本会の質問に回答すら寄せられないでいるのだ。これだけ本会の追求によって不条理が判明した以上、米沢市のために組織をかえて再生資源物に対処すべきことこそ行政がとるべき方策とはいわないか。
行政の発想が必ずしも間違いだったとはいわない。しかし進行の時点で方向に間違いが発見されたなら、ただちに方向に手を加え是正すべきが賢い行政マンのする仕事だと思われる。が、担当職員はいつもながらの態度を崩さず「斬り捨て御免」の構えを崩さない。ほどなく期末である。公務員がわが身を守るためにはどのような行動にも出る季節だ。社会に出たら一文の値打ちすら認められない市の職員たちだ。市庁舎の中の狭い社会観だけで通用しないのは崩落した元禄時代の武士階級の抜け殻を背負っているからだ。

民主主義とは民意が直接反映される社会制度だ。 ≪ | HOME | ≫久しぶりに蘇った「ど」「久」殿のお説に反論
コメントフォーム

この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)