「振込めサギ」は花ざかり

2005/03/06 (Sun)
「振込めサギ」は花ざかり不景気風が吹き荒れる2月度は「金融業界の暗躍」がピークに達していたようだ。
連日、在京の金融会社のFAXや電話の攻勢が続けられる。それも数十箇所からの「低利で即日融資いたします」と甘い融資話である。
銀行は実際の業務から逸脱して、ノンバンクとの提携から15%もの金利さえ平気でとる世の中である。100万円の定期の金利は、日曜祭日にITNを使って自分の金を引き出す手数料でパアーになる低金利なのである。
それに比べ、在京の金融会社の金利は4%から12%程度とあるから、だれでも誘惑にかられるというものだ。しかも、保証人・担保が不必要だとくる。
東京都庁に訊ねてみた。「貸金業の登録はだれでもできるんですよ。書類が揃っていれば受け付けます。だからといって東京都が保証しているわけではありません。毎日のようにトラブルの発生が寄せられています。できるだけ在京の業者を利用しないで、地元で資金の調達をしていただきたいものです」とくる。
まず、悪徳業者は「保証会社に00円を送金して保証を受けてください。送金を確認した上で1時間以内に融資金額を振込みます」この手は振込めサギの典型的なもの。 保証金や印紙代金が必要だというなら、融資金額から差し引いた金額を振込んでくるのが金融界の常識である。まず、その点を第一の確認すべきところだ。
「保証金などを先に振込ませる手口は悪徳業者のやること。われわれもそんな業者に困っているのですよ」と、自分の会社はさもまともな融資会社だといわんばかりだが、それにも黒い裏があると思っていい。
ようするに、田舎の純粋な業者は「まさか、人を騙すこともあるまい」と、自分本位の善意な解釈が彼らの巧みなワナにかかってしまうという御粗末。
小生の知人にも被害者はいる。あの人がと思われるような人物であるが、経営者というものは孤独なもので、恥ずかしくて人に相談することがためらわれることが多いものだ。
地球温暖化とこの大雪にどんな因果関係があるのか。
庶民に理解できないことがもうひとつ。山形市が職員に配ったという「元気のでる旅行券」。
税金が6000万円も使われていたという報道。いま元気が求められているのは中小企業を経営するオッサンたちであり、公務員たちではあるまい。
中央官庁も地方官庁の考えることは同じことだ。どう考えても卑しい心根の発想が税金を食い物にする性癖に慣らされているようだ。

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