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「晴れた空はスゴイきれい」

kage

2005/02/18 (Fri)

「晴れた空はスゴイきれい」

 「バラの花はすごくきれいだ」「料理はすごくおいしかった」とかの強調語として「すごく――」という表現は、小生の知るかぎり日本人が日常使っていた言葉である。ところが「すごく」と表現すべきところ「ズゴイ」という表現が使われている。
 言葉のプロであるべきアナウンサーまでが「花はスゴイ美しい」というふうに表現している。老人ボケの性かなと恐る恐る妻に聞いてみたら「私も先から気になっているんだけど――」ことばの乱れですよという。
 それからというもの「スゴイきれい」だとか「スゴイおいしい」ことばに悩まされている。「すごくきれいな花」だとか「すごくおいしい料理だった」と素直なことばが使えなくなったものか、あるいは単なる流行語的に遊び心で使っているのだろうか。
 ほどなくして「観れてない」「着れてない」という言葉に遭遇した。話している本人は「まだ観ていない」「まだ着たことがない」という意味で話しているらしい。
 料理番組の会話で「妙めてあげる」「バターを入れてあげる」と、ありったけの敬語を使って調理するオバサン先生のことばもなじめない。「よく妙める」「ここでバターを入れる」でよいのではないかと思われるのだが、「切られていない」は「切れてない」だけでよい。箸の持ち方も正常にできない人たちに、もはや遊び感覚で正常な日本語をかえてほしくないと考える。
 とはいえ世はあげてIT時代だ。変換違いクイズが出ていた一部をご紹介してみる。

①テレビの「痛斑」番組で、電子辞書を購入
②卒業前に友達同士で「差院長」を交換
③与党幹部の「様鷲冊」に非難続出
④ゲバラはキューバの「画目以下」
⑤非破壊検査にも用いられる「願増せん」
⑥独禁法でA社に「配女官国」
⑦どこでもネットワークにアクセスできる「指きたす」社会
⑧金融機関の「華氏は餓死」が横行
⑨少ない資金で始められる「かぶし君に問うし」
⑩お父さんの「中年部鳥」が気になります

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kage


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