一般廃棄物業の許可をめぐって市助役に詰め寄る

2005/02/03 (Thu)
一般廃棄物業の許可をめぐって市助役に詰め寄る古紙の超低価格販売は「米沢市に著しい損害を与えてきた」として再生資源協同組合の行動は「米沢市民に対する背任だ」そしてその事実を知りながら協同組合の行為を見逃してきた責任は「市担当職員の怠慢であり監督不行き届きだ」とする本会の追求に対して担当職員の回答は、あまりにも的のはずれた子供だましだった。
新聞紙上で読まれた方も多いと思われるが、市民が分別した古紙売却に際して買取り価格の高い業者に売却せず、なんでわざわざ低価格でしか買取りしない業者を選んで売却しているのだ?との単純な追求に担当者は、低価格で買い入れした業者の内部に踏み込んで粗利益率を以て正当な価格であると説明した。頭の構造が疑われる担当者たちである。
一方では一般廃棄物業の「許可をめぐって」許可を取得している既存業者の13社が「新規参入許可業者」を増やすなと連日市役所に押し掛けて談判。
今日は米沢市助役を相手に文化センターに集結し激しい抗議集会をもった。助役の1時間という制限時間を無視して12時30分まで昼食時間をとらせないで集会をつづけた。
地元許可業者の13社に加えて山形、仙台、東京からの応援を受け総計20名による抗議集会となった。労働組合がやる常套手段による他市からのオルグを加えて多人数による圧力集会であったことは否めない。「ゴミ問題に精通してない助役に何がわかるか!」などの怒号がつづく圧力的な会合となっていった。
他市からオルグに駆けつけてきた人たちには、吉田環境生活部長がその後対応することにして会合が終了したものの今後の動きが注目されている。
会話の中には「鬼の会に通報している職員がいるに違いない内部の情報が筒抜けだ!」などの意味不明の抗議もあれば、助役の言葉尻を掴んで助役に頭を下げさせる場面もあったという。
既存の許可業者13社の言い分はこうだ「われわれは困っている米沢市に頼まれて引き受けた経過がある。いままでに不都合なことはなかったはずだ。それなのに今頃になって新規許可業者を増やそうとするのだ!」が言い分。
しかし、当時と情況が異なっていることや、競争の原理が働かない仕事をいつまでも容認することはできない時代である。加えて特定の許可業者による高値安定も市民には不利益なことだ。古紙売却行為についても競争原理を取り入れないところに米沢市の沈滞がある。
横井助役は「何が米沢市民のためになるかの立場に立って判断する」と明言して文字どうり抗議集会をしめくったようだ。
廃棄物関連の問題には「市町村長に裁量権がある」のだから米沢市の問題に他地域から来て口を挟むのは越権行為というべきもので、オルグを依頼した13社の行動にも幼稚さが見える。
過去において他市ではオルグによる参加で成功した地域があったようだが、米沢市は毅然として行政の示す方向を見失わない行動を期待する。

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