環境生活課の言い分で市民を納得させられるか?

2005/01/29 (Sat)
環境生活課の言い分で市民を納得させられるか?本会が追求した山形古紙回収㈱の古紙買い入れ価格は、平成15年度まで市況の46%という不当な低価格であった。環境生活課は「再生資源となる古紙の買い入れ価格は正当な価格であり1月31日までに正当性を証明してみせる!」と大見得をきったが、期限の月末を向かえて担当課は大忙しの模様である。
契約には「市況を注視して」と明記されている以上、すぐ隣にある北関東通商の買い入れ価格を参考にしてみた。下図は平成16年の比較表である。
◆大口買い取り価格比較表
年/月 種類 山形古紙回収 北関東通商㈱
16/1 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
2 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
3 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
4 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
5 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
6 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
7 段ボール 8 12
新聞 8 10
雑誌 6 8
8 段ボール 6 12
新聞 6 10
雑誌 5 8
9 段ボール 4 12
新聞 5 10
雑誌 4 8
10 段ボール 4 12
新聞 5 10
雑誌 4 8
11 段ボール 4 12
新聞 5 10
雑誌 4 8
12 段ボール 4 12
新聞 5 10
雑誌 4 8
◆再生資源協同組合は、米沢市全体から収集した古紙を、競争の原理を働かせない超低価格で売却し、利益をあげないように操作していたことが判明した。
今年度の契約により、協同組合の決算に利益が出れば、即米沢市の歳入に繰り入れられてしまうからである。
本表を見ればあなたならどちらに売却するのだろうか。答えは一目瞭然であろう。 川西町やこのたびの西部小学校が実施した中越地震災害地に義援金を送ろうと各家庭から集めた古紙の売却先は、北関東通商に買い取ってもらっている。 簡単な論理で北関東通商の買い入れ価格の方が優位だったからに他ならない。市の行政担当者も当然ながら買い入れ価格の優位な業者を選ぶべきだった。そのことによって、米沢市には少なくとも2倍以上の返還があったはずだ。 そのように簡単な理屈を今更のように正当な売却だったとして何を?どのように?説明しようとするのだろうか。
当局者が本会の指摘に反発すればするほど常識的な多くの市民が冷笑するだけである。
さらに本会は2名の監査委員に対して「監査報告」のデタラメさを、証拠を突きつけ抗議すべく書類を送達した。 監査委員は本会の追求にどんな答え方をするか。
いずれにしても行政は一般市民を舐めきっている。本会は市民本来の尊厳を守り抜くために、米沢市と職員とを相手に戦うものである。折角、手にした民主主義を官主主義にしてはならないからだ。
またるるは山形新聞2月1日朝刊紙である。

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