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「明日では遅すぎる」のだが、行政の対応はノンベンダラリ

kage

2005/01/17 (Mon)

「明日では遅すぎる」のだが、行政の対応はノンベンダラリ

 書きつづけるのも嫌になるほど行政の対応は天下泰平のんびりムードだ。
 14日に開かれた「一般廃棄物処理許可の説明会」に集まったのはナント40社に近い希望業者たちだった。不況の最中これだけ市民に注目されている業だ。
 熱意ある要望業者に「説明会」と称した会合は「努力しているが法との噛み合わせ」や「上部団体(県)の意向を聞く必要があること」さらに「急造の審議会の決議」を待って結論を出したいのだという。

①…「法律では市町村町長の裁量による|と明記してある以上、県の意向も急造した審議会の答申も必要はないのだ。米沢市長の裁量権が問われるだけのことで、安部市長の音なしの構えは何を意味するのか?

②…上部団体(県)の意向を必要とするならば、なぜ、説明会までに県に足を運ばなかったのか?
 少なくとも1年間近くも担当者は「県の意向」を聞く必要があると主張しながら、今さらのごとく繰り返すとは担当者は仕事の進展を計っていなかったことになる。
 担当者の怠慢であり行政の責任問題に波及する。(事情通から電話が入り、課長補佐が県に出向いて意向を聞いてきたところ、県の意向は許可する方が良い。ということだった〉

③…古代から日本では国民にとって1年の締め括りは、大晦日である。行政の締め括りは申すまでもなく3月31日である。どこの行政も期末を以て1年の締め括りをしている。
 許可の問題でも期末を以て解決すべきことが担当部課の仕事というものだ。それを今更になって「審議会の意向」を持つとは何ごとぞ。

 学識経験者を大学に求めているが、学識はあるとしても仕事の経験者だとはいえまい。しかも審議委員会のご都合次第で期末までに答申されるものかどうかはわからないのだという。一般社会ではそれを仕事だとはいわない。即刻全員、リストラ要員だ。
 担当者に一般社会情勢がいかに不透明な不況の波にもまれているかを理解できる立場にあったら、許可がないばかりに業を伸長させられないでいる市民たちの苦渋する顔の立場に立った発言をせよ。
 市民と同じリングの中で物を考えて見よ。返答に窮する質問に対して貝のごとく口を閉ざせば「少なくとも言質がとられない」とする。これが担当職員のサルも使わない手法なのである。 ④…「1日も待てないッ!」これが許可を希望する市民たちの悲痛な叫び声なのである。
 市役所の駐車場をなんの躊躇もなくわが者顔に無料で占拠して恥ない職員たちである。これを破廉恥な振る舞いだというが「みんなで渡れば怖くない」と個人の批判を避けているだけのことだ。
 これらの観念にドッブリと浸かり、退職間際の上司は部下に言うことば「その考え方はオレが無事退職金を手にしたあとでやってくれ」であり、「前例を調べ、前例のないことはするな」である。 
 社会の発展は前例がないことをやる遂げる人間の手によって発展してきたのだ。バーナードショウは「社会を発展させてきた人間とは、俗にいう話のわからない人間たちなんだ。イエスマンがいくらいても社会は進展しない」

⑤…説明会の席上「古紙の買取り価格が正当であったという証明を部長自ら今月中に証明すると山形新聞で言明されているが、大丈夫証明できるのですね?」に答えて「大丈夫だ」と大見えをきったが、以下のような答えが出てくると予想するが、業界や市民を納得させられるものではない。

 予想…「古紙の買取は市況相場の46%であるとあるが、比較された買取価格は地方によって大きな開きがあること。また 収集運搬された古紙は必ずしも再生資源となる古紙ばかりではなく、ヤードの中でさらなる再生資源となるべく分別作業が必要となっているのが実情だ。ビニールのテープや表紙のビニール加工分を除去するなどの作業に人的費用がかさむ。したがって、その人的費用を加味すれば当然正当な買取り価格だと認められるものだ」
 議会の答弁もそうだったが、あの答弁には期せずして傍聴席は冷笑につつまれたものだった。何処の業者の買い入れ条件も人的費用を勘案して上での価格であるからだ。
 行政は経済的効果に目を向ける必要がある。か、といって建設の競争入札制度の厳しさは存外だが、抜けているところは3月の期末に合わせるようにして余った予算の無駄遣いがはじまる。
 来年の予算が減額されるからだ。

⑥…与えられた予算内で、どれだけ仕事の量をこなし成果をおさめたか、そしてなお剰余金をいくら残せたか。が、本来なすべき仕事というものだ。
 仕事もせずに予算が残りそうだからといって、不必要な物品購入は一般社会では知られたことだが、いずれも卑屈な公務員の姿をかいまみる思いだと商店主は語る。
 市の職員と一般企業に勤める会社員の給料の格差が3:1の割合までに広がっているとい現在、少しは市民に誉められるような仕事を成して退職せよ。
 「明日では遅すぎる」許可要望業者の叫びを聞ける行政担当者であってほしいと思うと同時に「自由の風」が不況に立ち向かう旗印になるのであればいいが、見るところ自分の裁量で決定すべきところ、自分の意見を表明せずに参与の意見だとか審議会の意見に振り替えるようなひ弱な市長を抱えているほど米沢市民はおろか者だけではないのだ。

 裁量者の市長よ! 市民側に立って裁量権を発揮せよ!

 市政に大事なことは、希望する者には公平にチャンスを与え、さらに 「競争原理の働く経済性」を採り入れることによって活性が生まれる。

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