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怒号飛びかう「話し合い」

kage

2005/01/13 (Thu)

怒号飛びかう「話し合い」

 米沢市の職員がいう。
今月7日一般廃棄物処理業者のうち米沢市から許可を受けている13社がこぞって米沢市役所の環境生活課に押しかけ、先に市の広報に掲載された「新規許可業者に対する説明会」に対して「新規業者の参入は我々の生活権を奪うものだ」として、怒号飛びかう激しい抗議集会になったという。
 「新規参入者を認めるならば、我々は結束して県内外からもバキュームカーを召集して市投所を包囲して戦う用意があるッ!」と担当職員を長時間に渡って脅かしつづけたという。

 本会は「経済性のある競争原理」を主張しつづけてきた。 13社の許可業者に一般廃棄物の処理を依頼した場合、許可業を理由に現実に5万円と見積もられたが、新規許可予定の業者はナント1万円で処理してくるという事例が現実には起きているのだ。
 この処理価格の格差は「許可業者の談合」によるのではあるまいか、という疑念は当然ながら市民の中から湧いてくる。ゴミまたは不要物などは目の前から消えてしまえばそれだけで市民にとってはマルだ。とは言うものの処理価格は安価であることが望ましい。

 米沢市が法にしたがって許可を業者に与えるというのであれば、自動車の運転免許のごとく希望する人たちに一定の運転技術と法規を習得させればいい。交通事故が多いのは運転免許証を多く出しすぎたからという理由で制限するのはあたらない。運転免許証を交付することと、免許するにあたらない人物の仕訳はその後にくることだ。

 同じように廃棄物の許可は、条件を満たし、さらに業として許可を望む業者に広く与えて競争原理の働く経済性を考えるのが開かれた行政というものであろう。許可を与えると同時に誓約書をとり、法外な違法行為が露見した場合は許可の取り消しなどの行政指導による処罰を課せればいいことだ。

 繰り返すが「市民性悪的」な発露は時代錯誤も甚だしい。むしろ性悪な業者は既存の許可業者で、役所に押し掛け担当者を脅しつけた13社の人物なのではないか。

 担当職員よ、既存業者の圧力に弱腰で対処すべからず。多くの市民の目が見つめていることを再認識することだ。13日は改めて13社との話 し合いをもつということだが、せっかく担当者が市民側に目を向け「許可業者を広げる」という市民の声に答えようとしている時に、既存の許可業者の暴言や脅しに左右されるようなことがないことを渇望するものである。

 行政のとるべき態度は常に「この政策が市民のためになるかどうか」が判断する基準となるべきである


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