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これでも市民は怒らないのか! ④

kage

2004/12/04 (Sat)

これでも市民は怒らないのか! ④

 連日、新聞は「随意契約による弊害」を報道し続けている。
中央官庁では巨額な文具類の随意購入。山形県内では救急車の購入条件にトヨタ車だけが備えている装備を入札条件にした為、条件を満たす車種をもたない会社は競争見積りに応じられない。秋田県では競争入札によってニッサン車が採用きれて不便はないというから、そこには業者との癒着があるのは当然だろう。
発注者の権力の裏には必ずといってよいほど業者との甘い癒着があることは古今東西を通じて否定することはできない。

さて米沢市の環境生活部と当該協同組合と間に癒着構造の疑義はないか?

[疑義発生の問題点①]業者との癒着
吉田環境部長は議会の答弁で「業者との接触は一切ない」と言明している。それならば監査報告書に記載してある「昨年10月から業者と折衝してきた」とあるが、議会答弁と監査報告書の誤差をどう説明する。

[疑義発生の問題点②]決算監査の疑問
当該協同組合の監査する立場にある部長は「適正な決算内容である]と答弁しているが、協同組合の決算報告書のカラクリを知らなかったでは責任上許されない。
再生資源物を市場相場にそぐわない半値以下の価格で、組合理事長が経営する山形古紙回収㈱へ、売却した結果、「組合は長期にわたり利益を上げる事が出来なかった」という重大事項を指摘しなかったところに問題点が有る。

[疑義発生の問題点③]収集運搬業務委託契約の違反
米沢市と業者の契約には、収集運搬したすべての再生資源物は「資源化センター」に搬入し分別すると規定してある。
なぜに古紙と古繊維類は直接業者ヤードに搬入していたのか。分別作業が必要ないのなら「資源物の無償譲渡」の必然性は無く、重大な契約違反である。
これを見逃していた担当部長に責めはないのか。

[疑義発生の問題点④]無償譲渡の条件に違反
再生資源物の無償譲渡の条件には、分別した生資源物の売却は、市況を注視しより売却益をあげることを契約してある。
したがって、高価に買い取る業者が市内にあるのに、それを無視して市況の半値以下でしか買取りをしない業者に対し売却しつづけてきた行為は契約違反であり、その行為を見逃しつづけた部長にその責任がある。

[疑義発生の問題⑤]特定業者への低価格譲渡
市況の半値以下で買取り、ために山形古紙回収㈱が得たと思われる巨額な利益は、便宜供与の見返りとして部長ならびに市のトップ権力者に渡っていたのではなかったか、それらの疑いは十分にある。
随意契約を死守しようとした部長の頑固な文言のはしはしにそれが見られた。随意契約の弊害はそれだけに止まらず、そこから犯罪が誘発され易いものであるからだ。
山形古紙回収㈱に特定して搬入売却しつづけたために 所定の売却益が得られず米沢市に多大な損失を与えつづけてきた責任をどうする。

[疑義発生の問題⑥]寄付金の怪
5月31日、組合より米沢市に振り込まれた12,306,600円は何なのか?
吉田環境部長は当初、再生資源物の「売却益」といいながら、市当局は使途指定の無い「寄付金」として扱っている。
売却益なら計算根拠は如何か?
寄附金というなら、随意契約を行っている特定業者からの「便宜供与を期待する性質のもの」と捉えるのが常識ではないか。

 担当者の疑義発生を今ほど強く感じたことばなかった。いやしくも公務員であるからには犯罪的行為は慎んでおったであろう。しかし 住民監査請求は形だけの精査されない監査であっただけに、請求者の手に渡っては困る筋の書類までも添付してきた、これによって疑義が深まったものである。 監査請求に対して、監査委員会は行政の立場を市民に「是」と思わせるためにだけ狂奔したために 表面には出せないものまで添付するという手抜かりをしてしまった。よってさらなる疑惑を醸成させたことになる。ようするに精査しなかったどころか、手前勝手の前に手抜かりが生じたということになる。
権力というものは身を守るために手段を選ばないものである。

◆12月議会の一般質問で「再生資源物について」佐藤忠次議員より質問
  がなされる。
  9日 9:00より 傍聴席は議会始まって依頼の超満員になる。

続く

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