これでも市民は怒らないのか! ③

2004/12/03 (Fri)
これでも市民は怒らないのか! ③長年にわたり、再生資源協同組合が得るべき売却益は、当該代表理事の経営する山形古紙回収㈱の利益に流出していったということになる。
風評によると、再生資源協同組合に利益をあげさせれば、当然ながら業務上の施設「分別センター」に補填してきた900万円の是非が米沢市から問われることは必至なので、売却益を低く押さえ、余剰金は山形古紙回収㈱の別途会計としておき、協同組合員で山分け配分をしてきたのだという。したがって、相場の半分以下の売却にもかかわらず長年にわたり、そのカラクリが露見しなかったわけだ。
しかし、行政担当部長は当該協同組合の監査は正当なものだと6月議会で答弁している。こうしてみると、いかに行政担当部長といえども精査能力に欠けているものだと呆れるよりほかはない。
止まれ、北関東なる古紙買取業者が米沢市内にヤードを開設して、山形古紙回収㈱よりはるかに高価買取価格を示していたではないか。しかも、その日に現金回収になり米沢市の歳入になっていたはずだ。担当者が知らなかったでは済む問題ではない。
[問題点⑤]
内部告発がなければ露見しなかったカラクリだが、本会が提出した「住民監査請求の報告書」に添付されてきた書類によって、この悪しきカラクリの実態が判明したものである。
本会が得ようとしても入手できなかった書類だが、これらの書類を無造作に添付してきたということは、監査委員会は本会の監査請求を受理したものの精査に欠けていた証拠であった。
市民になる「住民監査請求」を受理したものの、行政の恥部を露呈するにあまりある内容であるだけに、米沢市の対面を保つためにも市民の訴えを「却下」および「棄却」として、市民に対して「鬼の会」の監査請求は問題にならないものだったとして教宣する必要が至上命令であったに違いない。行政の失態につながる大問題であったからだ。
[問題点⑥]
再生資源物の収集運搬と処理を任された当該協同組合代表理事の立場なら巨額な利益を得たはずの原幸吉氏とすれば、未来永劫にわたり行政との癒着営業を望んでいたはずだ。行政担当者に対する懐柔策がなかったとは常識では考えられないものである。
いわゆる業者からの「毒まんじゅう攻撃」による癒着行為がなかったとは考えにくい。
吉田環境部長は「業者との擦りあわせは一切行なっていない」と言明しながら「毎年の監査は正常」と言い「昨年の10月から寄付金について協議していた」と監査報告書には記載されているのだ。これら一連の食違いや誤差をどう理解すればよいのか判断に迷うものである。
公務員が常に正しいとはかぎらない。悪は権力者が生み出すものだから「桃太郎侍」や「水戸黄門」の出現を待ちこがれている庶民がいることを無視することはできない。
続く

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