主客転倒

2015/01/10 (Sat)
主客転倒◆安部の失政
「まちの広場」を壊しての新文化複合施設建設に際し、『失われる「まちの広場」の機能は西條天満公園で補完する』と公言した安部三十郎であるが、その西條天満公園の規模や設備は「まちの広場」とは比べようも無いくらい貧弱なものであり、従来まちの広場で行なわれていた行事は他所に移り、目的である中心市街地の活性化どころか「疲弊化」に貢献している現況にある。
加えて「完成後は、上杉神社へ訪れる観光客を導入し、まちの賑わいに寄与する」と説明したが、下の写真が昨年5月4日午後2時の西條天満公園の現状である。

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この西條天満公園と隣接する「武者道」には、合わせて約3.3億円の公金が投入され、完成後2年になろうとしているが、費用に対する効果は0に等しく、明らかに「公金のムダ使い」であった事を物語っている。
しかし、安部の失政はこれだけに留まらない。
◆主客転倒の助成金
安部市長は自らの失政と公金のムダ使いをカバー(cover)しようとして、今年度「まちなか賑わいイベント支援事業補助金」を設けた。(詳細は市ホームページに掲載)
内容は、『中心市街地のうち平和通周辺にある「西條天満公園」や「武者道」などを活かした交流イベント等を行なうことで、地域内外の方々を中心市街地に呼び込み、中心市街地を人が回遊するような賑わいを創出するイベントに対して補助金を交付します。』と謳っている。
そもそも「地域内外の方々を中心市街地に呼び込み、中心市街地を人が回遊するような賑わいを創出する」ことを目的に投じた3.3億円であったろう。
効果が上がらないから更に公金を投入するというのは「盗人に追銭」に匹敵する行為ではないか。
この施設に助成金を出すことは、取りも直さず他を削ることとなり、現実に地域活性化のコミセン活動予算は削られた。
それに、現在40億円にも達しようとする新文化複合施設の完成には、年間3億円にも及ぶ建物の維持管理費が発生することから、これ又集客がままならないと他の予算を削っての公金注入が行なわれるであろうか。
主目的が、補助金によって「まちなかに賑わい」を取り戻すというのでは、西條天満公園は単なる補助施設と成り下がり、全くの主客転倒である。

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