「こども県展・全国作文コンクール」に思うこと

2004/10/23 (Sat)
「こども県展・全国作文コンクール」に思うこと一昨日からギャラリードリームで「県美展・こども県展」の移動展が開かれている。
こども県展の成績を見た感じでは、昨年にひきつづき小国中学の生徒作品が白眉で県展賞・奨励賞はともに昨年同様、小国中学校生徒作品だ。ほかに入賞作品数も圧倒的に同校の生徒作品だった。次いで南部小学校生徒の作品となっている。入賞校を見てみると、いずれもすぐれた指導教諭のいる学校の生徒作品だと想定される。
昨日読売新聞を読んでいて驚いた。全国作文コンクールの最優秀賞者が小国小学校の児童で、4名の入賞者中なんと2名の同校生徒が含まれているのだ。指導教諭の名は遠藤由美先生とある。
そこで考えられることは、児童生徒の才能の芽生えを発掘し育成する能力と感性を持ちあわせた教諭のいる学校が成績を高めるのであろう。
そこに教育効果を上げられる教諭とそうではない教諭の差が見られるのである。したがって限られた義務教育の年限のうちに、優れた指導力をもった教諭に出会った児童生徒は恵まれた環境で成長するであろうが、反対に指導力ゼロ教諭との出会いは悲劇だというべきであろう。
置賜では僻地として差別されている小国町に優れた指導者が赴任していたことになる。野球でも優秀な指導者がいる学校は強いのである。肝心の指導力のない人物が指導してスポーツが育つわけはないのだ。
巷には指導力のない人物がとかく表舞台に出たがるものだ。「井の中の蛙」は田舎者の常である。 経済至上主義に毒された現在、教育もまた有名大学の合格をめざして学歴偏重の教育をめざしている。
教育で大切なことは成長期の児童生徒ひとりひとり個性を見いだし伸張させることで、それが教育本来の目的であり使命なのであろう。
優れた感性をもった教諭の出現を国民はなによりも期待しているのである。

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