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こんな縛りは不要だ!

kage

2004/10/01 (Fri)

こんな縛りは不要だ!
 六中の新築工事で不祥事が発覚した。
電気工事を落札したのは山形の業者だが、米沢の2業者がその下請けをしているという。
ここに米沢市の縛りが出てくる。落札した会社が工事を外注する場合、入札に参加した会社に下請けさせる事を米沢市の場合は禁止している。したがって入札に参加した2社が下請け工事を続行していることは、市条例に違反している行為である。
米沢市の建築課に問い合わせたところ「下請けの事実が発覚したら、ただちに中止させる」という返事だった。

 ところが落札した山形の業者が2日前に倒産してしまったのだ。そこで行政に聞いてみた、「丸々損したのは米沢の2業者だ。はじめから禁止条令を承知で下請けしたのであるから行政に責任は全くない。問題は工期が遅れることだ。」とのことである。
 入札に際して倒産するような会社を指名したのは行政の責任であり、指名にあたって会社の財務内容も調べないのが第一におかしいが、入札業者に下請け禁止条令なる縛りを設けてあるのは米沢市だけの単独条令というのも疑問である。他市町村では条令を設けていないのが通例のようだ。

 土木建築などもそうだが、技術者が足らない世の中で、お互いに工期通り工事を仕上げるために入札社の応援も頼みたいというのが本音だ。
問題は「縛り」を廃止して貰いたいという業者たちの切なる要望に、行政は頑として応じないことである。そこで考えられることは、役人特有の許認可権を保持するためだけの、無用の「縛り」をしているのではないか、それに役人特質の、禁止条令や許認可権を持つことによって「威張りたがる」役人根性を満足させるためだけの条例ではないかと言う事である。そこには袖の下を暗に要求している姿勢が見え隠れする。

連日、報道されている社会保険庁の贈収賄に見られるように役人とは常に袖の下を欲しがっているものだ。だから政治家や役人に贈収賄がつきまとって社会を騒がせているのだ。
彼らが国民の側にたって仕事をしているのだと信じることに無理がある。金に汚いのは金持ちや、高給を貰っている役人の習性なのだ。
金に縁のない貧乏人が比較的金離れがいいのは、金が入ってきた時にしか払えないからであろう。金持ちは金が減ることに神経を尖らせ、金に縁のない人は金が入った瞬時を楽しむのである。
社会保険庁の役人どもは無駄な支出を、見せ掛けは国民のためと言い、実際は「随意契約」で以て業者に、高い価格を承知で発注し、差額を袖の下でいただくという乞食以下の人種である。
役人と業者癒着を断ち切るには「随意契約」を廃止することが先決。米沢市にはかなりの数の随意契約が現存しているのだ。

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